NHKへの抗議が続いています。
直接の契機はNHKが最近、放映した台湾についての番組で、日本の統治を台湾の人たちが「悪」として語っているというイメージだけを伝え、日本の統治へのポジティブな反応を報じなかった、という点にあるようです。
台湾の人たちが「日本の統治はよい点も多々あった」「悪くなかった」と前向きに語るのを私自身もこの10年ほど何回もの台湾への訪問で数え切れないほど聞きました。「日本の統治はよかった」とはっきり語る人たちにも李登輝元総統をはじめとして多数、会いました。
この現実をNHKはなぜよじ曲げるのか。
理由はいろいろあるのでしょうが、その一つは確実にNHKの年来の中国に対する異様なほどのおもねり、遠慮、追従であるように思われます。
NHKと中国政府当局との密着には歴史があります。
私自身が中国総局長として北京に駐在していたころ、その点について記事を書きました。現在の論議の参照として、その記事を再現します。
その前に、いま続けられているNHKへの抗議活動の一端を知らせる記事や写真を関係ブログから拝借してコピーしました。
全国でNHKJAPANデビューに抗議する国民大行動、偏向・捏造報道を糾弾

中村粲教授とお馴染みの地方議員各氏がプラカードの先頭に立ったデモ行進です。
日本を代表するメディアのNHKにこれだけの人が「NHKの偏向、捏造報道を許さないぞ!」、「NHKを解体せよ!」などと約一時間半にわたってシュプレヒコールを繰り返しながら、一般の良識ある市民がデモ行進したのは初めて。渋谷やNHK周辺にいた数多くの道行く人々は「何事?」と驚いた様子で見守っていた。

NHK前のデモ行進、左奥まで延々と続いているのが判りますか?
このイベントを主催したのは草莽全国地方議員の会、「NHK『JAPANデビュー』」を考える国民の会、日本李登輝友の会、台湾研究フォーラム、NHK報道を考へる会など民間の15の市民団体。
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さて以下が古森の記事です。
古い記事ですが、NHKと中国当局との間にはこうした制度的なつながりの歴史があるという例証です。
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もし日本をも含めて他の国の政府高官が日本のテレビ局にどの部分を削れとか削るなという要請をし、そのとおりになったなら朝日新聞はどう報じるだろうか。
北京の外国人専用マンションのテレビにはNHKの衛星放送、一般国際放送、ハイビジョン試験放送などが映り、日本国内とほとんど同じ番組がみられる。
昨年十二月二十七日には有名なシルクロード紀行の再放送があり、新疆のウイグル族の楽しそうな結婚式が延々と映された。
九月二十三日には戦前の軍閥の張学良氏を再評価するNHK番組で作家の浅田次郎氏が北京などを歩き、「中国はぼくらのお母さんみたい、生活に疲れたときに中国にくると疲れは吹っ飛ぶ」と結んでいた。
いま中国社会を揺るがす失業、汚職、あるいは宗教や民主主義の抑圧、日本企業への投資環境の悪さ、さらには人民解放軍の軍備増強の実態など、日本側が強い関心や懸念を向けるテーマ、中国当局がおそらくいやがるだろうテーマにはまず触れないようなのである。
NHKはこれではどうも中国の国営中央テレビ(CCTV)とあまり変わらないではないかと感じていたら、実際にこの両者は異様なほど緊密な一体関係にあることを知った。
「メディアセンター」(梅地亜電視中心)と呼ばれるこの合弁会社は厳密にはNHKエンタープライズが西武百貨店、東芝、松下電器などの協力を得て一九九〇年に資本金六億八千万円で東京に設立した「日中メディア交流センター」という会社とCCTVの子会社の「中国国際電視総公司」との合弁という形をとっている。
「メディアセンター」の一角には中国でのテレビ取材や映像の伝送、生中継を引き受ける放送部門というのがある。
「メディアセンター」の業務の本体は二百六十室のホテル、五十室のマンション、三店のレストラン、貸オフィスなど、放送とは無関係のサービス業となっている。


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中国雲南省でも暗躍していた北…