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オバマ政権が日本の敵基地攻撃能力の獲得を支持した!!

2009/05/31 09:35

 

北朝鮮の無法で危険な軍事行動に対して、日本側では国政レベルでも、その危険な行動を抑止するための、敵基地攻撃能力を保有すべきではないか、という議論が高まってきました。

 

日本を守るためには当然の議論でしょう。日本に核ミサイルを撃ち込もうとしていることが明白な敵基地をそのミサイルが発射される前に攻撃して破壊するというのは日本の国家と国民の防衛の自明な範疇です。

 

しかし日本の幻想的非武装志向論者たちはこの国家としての当然の防衛への動きを「他国を危険に挑発する」「日本の軍国主義を復活させる」などとして反対しようとしているようです。いずれにせよ、この問題での議論が展開される際に重要な指針の一つとなるのは日本の同盟国であるアメリカがどう対応するかでしょう。

 

この点できわめて注視すべき報道が5月31日の朝日新聞に掲載されました。なんとアメリカは日本の敵基地攻撃能力の獲得を支持するというのです。

 

シンガポールでの「アジア安全保障会議」に出たオバマ政権のウォレス・グレッグソン国防次官補が朝日新聞の加藤洋一記者のインタビューで「日本が「敵基地攻撃能力の獲得を)決めれば、米国は当然できる限りの方法で支持する」との考えを明らかにした、というのです。

 

この記事はさらに以下のように報じています。

 

「グレッグソン氏は『日本にどのような防衛政策を取るべきか指図するつもりはない』と断ったうで、これまでの『日本は盾、米国は矛』という役割分担を変えることは理解する姿勢を示した」

 

以上の発言は文字どおりに解釈すれば、日米同盟の根幹の構造を変えることにつながる超重大な新スタンスを意味しています。日米同盟ではこれまでの長い年月、一貫して、日本は純粋な日本領土防衛のみに責任を持ち、日本の外の潜在敵の脅威や軍事行動に対してはあくまで米国が責任を有する、という仕組みでした。

 

日本の領土外の脅威や軍事行動が純粋に日本本土の攻撃を意図していても、日本はなにもしない、そのかわりに米軍が対処する――という枠組みでした。「日本は盾、米国は矛」という表現はその枠組みを描写してきたわけです。

 

ところがオバマ政権の国防政策を代弁する立場のグレッグソン国防次官補は「日米の役割分担を変えることは理解する」と言明したのです。だから日本が北朝鮮などの敵基地攻撃の能力を持つことも、アメリカは支持するというのです。あるいはアメリカは日本の敵基地攻撃能力の保持は支持するから、役割分担を変えてのよい、というわけです。

 

この発言は驚くべきです。重大ニュースといえましょう。

 

ただし朝日新聞は主張として日本の敵基地攻撃能力ということにはすべて反対するでしょうから、オバマ政権がそれを支持するというのは都合の悪い見解となります。だからこそこの大ニュースも二面の左下の片隅、しかも見出しはほんの二段という目立たない扱いなのでしょう。

 

しかしこのグレッグソン発言は繰り返しますが、大ニュースです。

 

 

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コメント(16)

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2009/05/31 10:31

Commented by 鈴木 茂 さん

 日本を主権国家と本気で認めるならば、当然の発言です。
 事実であるならば、日米同盟は大きく変わらざるを得ない。
 これを機に、米国依存を脱却し、対等の日米同盟を確立するために、日本が真の自立自存の民主主義国になり、防衛力を整備し、憲法改正に向かうことができれば、日本の戦後は終わるのでしょう。

 しかし、それがオバマ政権の公式見解になるかどうかは、もう少し、推移を見守るしかありませんね。

 

 
 

2009/05/31 11:12

Commented by 花うさぎ さん

古森さん

普段は朝日は新聞もネットも見ないのでこの情報はありがたいです。

>なんとアメリカは日本の敵基地攻撃能力の獲得を支持

このウォレス・グレッグソン国防次官補の発言は、オバマ大領も認めた米政府の公式見解と受け取っても良いのでしょうか?。あとで「個人的見解」に修正することはないですかね。

 
 

2009/05/31 12:25

Commented by starbeast さん

古森様
『敵基地攻撃能力』の獲得については前政権から『支持』の立場をアメリカはとっています。獲得によって「核武装を思いとどまらせる」と言う外交戦略なのでしょう。(F-22を売りたいという思いもあったのでしょう)
オバマ政権もこの路線を維持すると言うことだと思いますよ。
核兵器の独自開発となると問題があっても、敵基地攻撃能力に係る兵器体系はおそらくアメリカ製となるでしょうから、アメリカの安全保障戦略を犯すこともありませんからね。

 
 

2009/05/31 13:10

Commented by kinny さん

でもこの流れ、もう三年以上も前に議論が本格化していた太平洋軍の展開再編からも明らかだったんじゃないかな。

ご存じの通り、従来よりペンタゴンはそのつもりだったし、何度もいうようだけど、オバマはけしてバカじゃない。
民主党政権だから親中・反日なんてことは、アメリカの政治のダイナミズムからは、いつでも変わりうることだ。

 
 

2009/05/31 15:12

Commented by koreyjp さん

古森さん

私は、「報復」といふことを考へます。北朝鮮が日本の庭先のやうな日本海にミサイルを何発も撃ち込んだことは、普通なら日本は「ふざけるな」と怒り、北朝鮮に対して報復するでせう。しかし実際は日本は何もせず、却って日本がミサイルをMDで撃ち落さうとしただけで、北朝鮮のほうが「報復するぞ!」と逆切れして見せる始末です。

しかしこれは、日本が本気になって怒れば、北朝鮮も怖気づいて黙ってしまふでせう。

もし、北朝鮮キューバであり、日本が米国だったとしたら、キューバがマイアミ近海にミサイルを撃ち込んだら、即日米軍はキューバの基地を攻撃するに決ってゐます。いや、その前に、キューバの工作員が米国民を拉致したら、米国はすぐさま海兵隊を送って拉致被害者を奪還するでせう。

日本がなぜこんなに大人しい国になってしまったのか。日本は昔は敵討ちといふ伝統があった筈です。まあ、大東亜戦争に負けた日本に対して、戦勝国の米国が報復を恐れて、徹底的に日本人の精神的非武装化を図り、歌舞伎の忠臣蔵さへも上演を禁止したことが原因であり、その後それに輪をかけて「武力は悪だ」といふ思想が国内に蔓延していきました。

しかし、物事には限界といふものがあります。いくらなんでも、国家の存立をすら危ぶませるやうな日本への核ミサイル攻撃のやうなことがありうるのであれば、敵基地攻撃も日本政府は真剣に考へ、同盟国の米国もそれを容認するやうになります。日本人は今、本当に自分の頭で考へなければならないのです。

 
 

2009/05/31 15:23

Commented by dpal451 さん

 古森様 こんばんは。

 確かにインパクトのある発言です。

 しかし、要は日本人の意思の問題です。今までは憲法前文の通り、日本以外はすべて平和国家だという幻想に固まっていましたが、ようやく世界の現実に目覚めてきたのですね。何よりも正確な世界認識が必要なのです。

 自衛隊の装備体系もあくまで外国まで届く装備は自制してきたのですが、積極的防衛という概念では装備体系の大幅な見直しが必要となります。

 国と国民の安全の確保は最重要問題ですから、その目的を達成するためには、あらゆる選択肢を確保しておくことが政治として大事なことでしょう。

 集団的自衛権についても同じ見地での早期確保が必要です。

 
 

2009/05/31 15:51

Commented by weirdo31 さん

To しゅんさん

>テポドン発射に際して、ゲーツは日本を守らないと言った。
>F-22を諦めて、F-35を買いなさいと言った。
>全く実績がなく、完成するかどうかも分からないものを、買えと言った。
>これをオバマ政権の政策転換だとは思いません。
>初めてオバマ大統領が意思を明確にしたのです。
>ゲーツは今後政策転換をするか、
>しなければ辞任に追い込まれるでしょうね。
>それが大統領の意志なのだから。

ゲーツもゲーツですが、これに対抗するハマコウの息子も息子ですね。今朝の産経に載った日米韓三国の国防相の写真を見てぎくっとしました。馬鹿笑いしてるような情勢だと考えているのでしょうか。

戦闘爆撃機に改装されたF-22を買えといわれて真っ青になって震え上がる○○息子が目に浮かぶようです。

古森さん、不適切な表現があれば書き込み削除して下さい。


 
 

2009/05/31 18:36

Commented by 古森義久 さん

鈴木 茂 さん

もう少し推移を見守る。

そのとおりだと思います。
ただし最初からオバマ政権が「日本は敵基地攻撃能力を持つ必要はなく、アメリカがその責を果たす」なんて、述べるより、ましですね。

 
 

2009/05/31 18:37

Commented by 古森義久 さん

花うさぎ さん

はい、あれは個人的な見解に過ぎなかった、なんて、修正が出てくる可能性もありますね。

 
 

2009/05/31 18:39

Commented by 古森義久 さん

starbeast さん

ブッシュ政権も日本が敵基地攻撃能力を持つことを支持すると言明していたのでしたか。

ちょっと記憶がないのですが、誰がいつ述べたのか、わかればご教示ください。

 
 

2009/05/31 19:08

Commented by himoon さん

古森義久さん
私には古森さんのおっしゃるグレッグソン国防次官補の言葉よりゲーツ長官の発言の方が重みがあるように思えてなりません。アメリカは自分の犯した金融危機でシナに米国債を買ってもらうようお願いしている体たらくです。クリントン国務長官とて人権問題など度外視してもシナにお金をせびりたい気持ちが先行していると思います。
沖縄から8千人海兵隊隊員と9千人の家族がグアムに移動することをどう捉えるかが問題です。アメリカは経済的にひっ迫している状態では軍事費も削減していくのではないかと思います。グレッグソン国防次官補の発言はむしろ安保条約は無効となったので日本は自分の好きにしたら良いと言うほどのものではないでしょうか。

 
 

2009/05/31 19:51

Commented by starbeast さん

To 古森義久さん
>starbeast さん
>
>ブッシュ政権も日本が敵基地攻撃能力を持つことを支持すると言明していたのでしたか。
>
>ちょっと記憶がないのですが、誰がいつ述べたのか、わかればご教示ください。

政権中枢と言うことはなかったと言えるかも知れませんがArmitage氏が前回核実験を行った際に日本国内で「敵基地攻撃論」が出てきた際にF-22の購入と併せ発言していたと思います。

 
 

2009/05/31 20:21

Commented by nobby さん

古森様

 今年中に、世界の経済統計におけるGDP第二位と第三位が入れ替わる可能性が高い、らしい?ですね。
 現在の二位は米国に次ぎ、もちろんわが国です。現在の第三位はドイツを抜いた中華人民共和国
 日本は中国に抜かれ、まもなく第三位に転落する、ということなのだそうです。
 申し上げるまでもなく、日本国民の多くは、こんな自分の生活実感とは何の関係もない数字には一切、関心はないと思います。

 ただ中国はどうでしょうか?
 中国共産党政府の、国内向け一大キャンペーンが目に浮かびますね。
 全アジアの政治的盟主たる大中華が、東夷の日本を蹴落とし、経済力においてもアジアの盟主に返り咲いた、これは中国共産党による統治の大いなる成果であり、その政治の無謬性と正当性、そして正義を世界に示す、明白な証拠である・・・・まあこれは私の勝手な作文ですが。

 オバマ政権当局者による「日本の敵基地攻撃能力の獲得を支持する」という発言は、どう考えても念頭にあるのが北朝鮮であるとは考えられません。
 やはり、中国、でしょう。
 十三億をはるかに超えるであろう、砂のようにまとまりがなく、ごくごく一部を除きひどく貧しい国民を、押さえ込みつつ(反乱を起こさせない程度に)食わせ続ける・・・ためには、膨張政策をとり続けるしかない。
 周辺国の迷惑などどこ吹く風、他民族を踏みつけに、民族浄化を強行してでも膨張策をとるのではないでしょうか。
 経済力でますます自信をつけた中国に対し、防波堤の役目をさせるのはまず日本である、だからこそ、日本が敵基地(北朝鮮は当て馬)攻撃の能力を持つことも、アメリカは支持する、今後はよろしく、ということなのでしょうね。

 
 

2009/05/31 20:21

Commented by 古森義久 さん

himoon さん

アメリカの実態はあなたが想像するほどはひどくないといえます。

中国に対しても、カネという要因を重視しても、なお中国の基本的な価値観(独裁、人権抑圧)への批判は消してはいないし、中国の軍拡への警戒も怠ってはいません。

日本に対しても、同盟関係をやめるという思考はまったくないでしょう。

ただ日本を軽くみるという傾向はオバマ政権にあるかも知れませんね。

 
 

2009/05/31 20:25

Commented by 古森義久 さん

nobby さん

オバマ政権にも日米同盟を保持していくうえで、日本が従来よりもやや軍事的能力を高める方がアメリカにとってもやりやすい、という意識があるのかも知れませんね。

ただしその能力も一定範囲まで、ということでしょうが。

 
 

2009/06/02 08:45

Commented by abusan123 さん

朝日新聞が意図しない「スクープ」ですな'`,、( ´∀`) '`,、
これは産経新聞一本とられたと(^o^)

北朝鮮情勢の「激変」を考えると、日本の軍事戦略は
抜本的に見直さざるを得ず、国民もある程度の「強硬政策」
を支持するものと思われます。そういった事を見越しての
発言であり、「極左平和主義=奴隷の平和」の壊滅を
意味するものでしょう。

麻生政権は粛々と「普通の国家」として振る舞えば良いのであり、
民主党辺りから出てくる「雑音」に惑わされてはならないでしょう。
逆に言えば米国は麻生政権の毅然とした態度を望んでいると
言う事ですな。勿論、米国側の「軍事費節約」の意図も
あるでしょうが'`,、( ´∀`) '`,、

 
 
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