オバマ大統領がノーベル平和賞の受賞者に決まったというニュースはワシントンでもおもしろい波紋を広げています。私の見聞の範囲では、ほとんどの人がびっくり、あきれ、怒り、冷笑し、という反応をみせています。
その一例としてオバマ大統領をしっかりと支持してきた民主党系リベラル派の有名な女性コラムニストの論評を紹介しましょう。
ワシントンポストのルース・マーカス記者がつい数時間前にネットで流したコラム記事です。

コラムのタイトルは「ほんの2週間へのノーベル賞?」となっています。
主要部分のおおざっぱな訳を以下に書きます。
「私の12歳の娘が台所から『お母さん!』と叫んだ。『オバマ大統領がノーベル平和賞を取ったわよ!』というのだ。私はすぐに娘に『間違いよ』と告げた。
この受賞はばかげている。恥ずかしい。私はオバマ大統領を礼賛している。投票もした。だが平和賞だって? この賞はなにかを達成したことに与えられるのだ。ただこの人がこういうふうだから、ということに与えられるのではない。オバマ大統領はまだたいしたことはなにも達成していない。
『国際外交と各国の国民の協力を強化ーー?』 おお、やめてほしい。 こんな受賞はノーベル賞を参加しただけで、誰もが勝ったとする、ちびっ子サッカーのようにしてしまう」
「ノーベル賞の候補指名の締め切りは今年の2月1日だったから、オバマ氏は(1月20日に大統領に就任してから)わずか2週間でその賞にふさわしいことをしたということになる」
以下、かなり長く続きますが、オバマ支援者の間でもこんな反応なのです。ましてこのところ急増しているオバマ批判派の反応は想像がつきます。
マーカス記者もその点を心配し、コラムの最後に以下を書いていました。
「この受賞は大統領にとっても、いいことはなにもないだろう。オバマ氏の旗振り支援者たちはとくにこのような激励は必要とはしないのだ。彼の批判者たちはこの受賞を利用して、『オバマを救世主とみる信者たち』という従来の攻撃をうまく強めるだろう」


by yuurimorucot
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