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やはり中国は脅威だ!

2010/03/14 13:26

 

 私の書『アメリカでさえ恐れる中国の脅威!』について中国研究家の石平氏が書評を書いてくれました。

 

 いま発売中の雑誌『正論』4月号に掲載されています。

 

 石氏は中国の民主活動家として活躍し、迫害を受けた人で、最近は日本の国籍を得ています。雑誌や著書での中国評論は広く知られています。

 

 石氏は私の書について、前回、紹介したおちょくりとは対照的に、正面から評価をしてくれました。

 

 その書評を以下に紹介します。

                    =======

 

 アメリカには「米中経済安保調査委員会」という連邦議会所属の常設政策諮問機関がある。この機関は、民主・共和両党の有力議員から推薦された中国問題専門家12名から構成され、国防総省・財務省・中央情報局(CIA)・国務省などの政府機関から情報の提供を受けながら、中国の政治・経済・軍事問題などにたいする独自の調査を長い時間をかけて行っている。

 

 つまり、情報能力の面において世界最強の国である米国が、その総力を挙げて中国にかんする情報の収集や分析を続けているのはこの「調査委員会」の仕事であるが、その最新の調査結果として公表されたのは当委員会の「2008年度報告書」である。

 

 そして、米中双方の事情にはたいへん詳しいベテランジャーナリストの古森義久氏が、「2008年度報告書」の要点と主な陳述を抜粋・翻訳し、独自の解釈を加えて1冊の本にまとめてくれた。それがすなわち私の手元にある『アメリカでさえ恐れる中国の脅威!』と題する本書である。

 

 本書が紹介している「2008年度報告書」の中身は実に多岐にわたっている。中国はいかにして人民元の対ドル交換レートを不当に操作しているのか、中国は主権国家資産ファンドを使っていかなる政治的利益を追求しているのか、中国は一体どこまで大量破壊兵器の拡散に関与しているのか、中国は一体どのような歪な「主権概念」に基づいて国際ルール無視の主権拡大を図っているのか、中国による宇宙の軍事利用とサイバー攻撃は国際社会にどのような脅威を与えているのか、などなどである。

 

 そもそも、豊富・確実な情報と鋭い分析をもって、経済・軍事・国際政治などの多方面における「中国からの脅威」を鮮明に浮き彫りにしている「2008年度報告書」ではあるが、そこに古森氏による画竜点晴とも言うべき解釈が加えられると、「中国の脅威」にかんする恐ろしい実態と戦慄すべき未来像が、はっきりと見えてくる。共産党独裁政権下の中国という国が、アメリカや東アジア、そして世界全体にどれほどの脅威を与え、このまま放置しておけば、やがては世界は中国に呑み込まれていく可能性が十分にあるということがよく理解できるのである。

 

 その中で、「他国の主権を削り取っても自国の主権を大きくしようとする」という歪んだ主権概念と覇権主義志向の持ち主である中国が、尖閣諸島の領有権と両国間の海洋境界線の確定をめぐって日本と衝突するようなことや、中国が「軍事力の使用による台湾問題の解決」に踏み切る可能性なども課題として詳しく検討されているが、そのいずれも、日本の安全保障にとっての死活問題であることは明らかである。

 

 そういう意味でも、アメリカ人から見た「中国の脅威」が、古森氏という日本人記者の視点から捉え直されて構成された本書は、中国問題及び日本の未来に関心をもつすべての日本人が読んでおくべき貴重な1冊ではないのかと、私は思う次第である。                     

 

                       評論家 石平

                 ========

      

カテゴリ: 世界から    フォルダ: 指定なし

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コメント(13)

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2010/03/14 14:55

Commented by kentanto さん

> 「米中経済安保調査委員会」
これはかなり広範な事象を扱うところなのですね。
確かにサイバー攻撃など、今までなかったことが起きていますし、グーグル中国撤退などの問題も絡んでくるだけに、今までのような見方では捉えきれない面があるのでしょうね。


To Cosplayさん

日本語がへたすぎて何を言っているのかよく分からないので、コメントは控えてくれませんか?

 
 

2010/03/14 15:05

Commented by 古森義久 さん

kentanto さん

グーグル問題で日本でもやっと話題となってきた中国によるサイバー攻撃について、本書ではきわめて詳細かつ具体的な情報を紹介しています。

 
 

2010/03/14 16:02

Commented by 愛国 さん

私も自らのブログで中国の恐ろしさを広めようと思います。
古森さんも中国からの刺客に襲われないよう(ギャクとは言い切れないところが恐ろしいですが)お体には気をつけてください。

 
 

2010/03/14 17:20

Commented by watch1938haruo さん

度々お邪魔します。この本を先日購入し読み始めています。購入前はこの本は古森記者自身の取材に基づいて書かれたのではないかと勘違いをしていました(表紙にも「米議会調査機関」の核心レポート、とあるのにも拘わらず)。読み始めてみると、米国の議会調査機関、しかも超党派からなるもので、その内容もここで紹介されている石平氏の書評に全く同感です。この本の内容もさることながら、さすが米国だなあと思ったのはこのような調査機関を議会の下に設けていることです。そしてこの本の表題は「アメリカでさえ恐れる中国の脅威!」となっていますが、私自身の気持を率直に言えば、これには日本人としての私にアメリカに頼る心情があるのかもしれませんが、「アメリカとしても中国を真剣に警戒し始めている」といった表題にしてほしい位です。なんとなれば、もし、アメリカ中国との関係で経済だけに浮かれておれば、共産主義体制に加えるに中華思想、着々と整備しつつある軍事力、それとよくも悪くも中国の人口規模などから、気がついてみたらアメリカの喉元を絞められていたということが、万一にもあってはならないからです。こういうことは中国により近くに位置する日本としてはその危険性を肌身に感じる立場にありますから。もっとも、日本の情報収集の実態はアメリカの比ではありませんが。この本を読み始めて感じるのは石氏も指摘されているように、アメリカだけでなく中国にも古森記者がおられたことはアメリカの「レポート」の行間をも読み取る力、訓練を積んでおられるのではないかということです。なお、私の今までの投稿の中で三箇所ほどテニハのミスがありました。今後ともできる限り気をつけますが、このことをお詫びしておきます。

 
 

2010/03/14 17:53

Commented by kagemaru1326 さん

アメリカの中国に対する脅威は理解できます。
ただ、それよりもアメリカの日本に対しての認識が今どうなっているのかが
大変知りたいところです。
今の民主党政権は完全にマルクスレーニン主義の共産党政権であり、
それは子供手当てや夫婦別姓などを見てもあきらかに分かります。
それに輪をかけてひどいのがその主体を日本人に置くのではなく
韓国人または中国人に置くということです。
この日本の赤化に対してすでにアメリカは把握しているのでしょうか。
たんに民主党政権を反米中道左派程度で考えていては大局を誤ると
思います。

 
 

2010/03/14 18:06

Commented by parkmount さん

支那の脅威に関しては、2月初旬に産経のイザ記事で「「価値観違う」EU、対中戦略見直し COP15契機に」と云う見出しで、EUも対中戦力の見直しをやるらしいと報道していましたね。 又、去年11月に同じく米中経済安保調査委員会に対して、Science Applications International Corp.(SAIC)という組織が、「China's Use of Perception Management and Strategic Deception」という報告書で警告しています。 鄧小平が存命中となえていた、下世話で言う所の「圧倒的優位に立つまで、借りて来た猫になる」戦略が、最近の世界金融危機、COP15、イラン核問題台湾兵器供与辺りから見え隠れし始めたように思えます。おそらく上海万博以降は、米国経済の動向にもよるでしょうが、支那の増長がより鮮明になってくるのではないでしょうか。

 
 

2010/03/14 22:40

Commented by dpal451 さん

 古森様 

 まだ読めていません。早く読んでみたいと思います。

 それにつけても、アメリカでは基本的な中国分析が議会関係でもできているのに、我が国ではそれが皆無であるという状況にも、本当に背筋が寒くなる思いです。

 少なくとも、古森さんの著書を読み、アメリカ議会の情報だけでもきちんと把握してほしいものです。

 議員というものは、外交の専門的な分析は無理というものです。ですから、政治主導を言いたいのであれば、アメリカ同様に議会の専門機関を設置すべきです。それもできないのであれば、外務省をもっと強化し、情報分析体制を充実させるしかありません。

 小沢氏のような無原則媚中訪問団のような愚かな議員行動だけはやめて頂きたいものです。

 
 

2010/03/14 22:59

Commented by abusan123 さん

2年前の正論を読みましたが、石平氏は中国人民解放軍と言う
存在が「超憲法的存在」で有ると指摘されてましたね。
そこんところが中国のキーワードに成ると思いました。
現代中国周恩来毛沢東どころか鄧小平、胡耀邦、趙紫陽
すら鬼籍入りしており、軍の権威が居ないに等しい。

そこで野望を持った軍国主義の輩が「北京」の全権を握った
としたら??戦国時代の再来も有り得ましょうねぇ(--;) ウ

政治的には信用成らない国、それが「中華人民共和国
だと思います。

 
 

2010/03/15 01:40

Commented by 古森義久 さん

watch1938haruo さん

この書はアメリカでも中国研究の最大機関といえる調査委員会の活動成果です。

中国に対するアメリカの姿勢は多様ですが、共産党独裁という基本部分を完全に無視することは、どんな政権でもできないでしょう。その一方、経済での交流も無視できないという複雑な関係ですね。

 
 

2010/03/15 01:42

Commented by 古森義久 さん

dpal451 さん

アメリカの議員たちもよく中国を訪問しますが、共産党首脳に会談したという話はまず聞きません。まったく会おうとしないのか、あるいは会っても、それを宣伝しないのか。多くの議員は前者だと思います。

 
 

2010/03/15 01:45

Commented by 古森義久 さん

しゅん さん

相変わらず、お元気そうですね。

こちらも元気です。

岡田外相の頭のなかに、「日本も核武装する権利を留保する」という考えがある、という推察はおもしろいですね。

しゅんさん、彼が本当にそう思っていると考えますか。

 
 

2010/03/15 02:17

Commented by 古森義久 さん

aikokuhosyu さん

はい、気をつけます。

ありがとうございます。

 
 

2010/03/15 02:22

Commented by 古森義久 さん

しゅん さん

もの知りのしゅんさん、

最近、アメリカ議会で証言したグーグル社の副社長がどんな感じの人物か、知ってますか。

 
 
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