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グーグルが中国の独裁検閲と戦う

2010/03/15 14:11

 

 米中関係が最近、険悪になった直接の原因の一つにグーグル問題があります。

 

 中国で機能するアメリカのインターネット超大検索エンジングーグル(電子メールも運営していますが)が中国当局の検閲に抵抗したのです。

 

 グーグル側は中国政府がどうしても検閲を強制するならば、中国から全面撤退すると言明しています。

 

 そのグーグル問題についての公聴会がこのほどアメリカ連邦議会下院の外交委員会 で開かれました。

 

 その動きは以下のとおりです。

 

 

グーグル公聴会 「中国検閲応じぬ」 サイバー攻撃20社以上
2010年03月12日 産経新聞 東京朝刊 国際面


 

 【ワシントン=古森義久米国議会下院外交委員会が10日に開いた公聴会中国政府と対立している米インターネット検索最大手グーグルの代表が今後も中国市場撤退を覚悟で中国側の検閲には同調しないという方針を再び強調した。
 
 同代表らはさらに中国当局が米側の大手企業合計20社以上にサイバー攻撃をかけているとも証言した。

 同公聴会は「グーグルの苦境」と題され、中国でのインターネットの検閲やサイバー攻撃に反対して、中国政府から圧力をかけられているグーグルの問題を中心にインターネットへの妨害活動への対策を論じた。

 証人となったグーグルのニコール・ウォン副社長はまず中国でのグーグルの検索サービスで「民主主義」とか「天安門事件」という特定の言葉が検閲で削除もしくはブロックされていることへの強い反対を表明し、「グーグルとしてはその種の検閲に応じることを拒んでおり、その結果、(中国政府から圧力を受けて)中国市場から撤退することになっても構わないと決意している」と証言した。

 ウォン副社長はさらに「中国での当局によるインターネットへの介入はなお増し、言論の自由が抑圧されている」と述べ、
 
 (1)昨年12月半ば以来、グーグル本社の企業インフラを標的とする中国からの高度のサイバー攻撃が急増した
 
 (2)米国のインターネット、金融、技術、マスコミ、化学などの分野の大企業20社以上が同様に標的となり、攻撃を受けている
 
 (3)この種の攻撃の第一の目的はまず標的あるいは標的と関連のあるGメールへの秘密の侵入だと思われる
 
 (4)とくに米欧在住を含む中国の人権活動家たちにかかわるGメール・アカウントは第三者により定期的に侵入されていることが判明した
 
 ――などと証言した。

 議会側ではクリス・スミス議員(共和党)が「インターネットの活動が理由で逮捕された人が全世界でいま120人ほどいるが、そのうち72人は中国での出来事だ」として、中国政府の弾圧を非難した。

 同議員は米側の対策として「グローバル・オンライン自由法」の制定を呼びかけた。
 
 同法は米国政府が各国のインターネットの自由度を測り、抑圧のある国は「インターネット抑圧国」に指定し、経済制裁などの対象にするという趣旨で、その法案はすでに米議会に出されている。

 

                                     ニコール・ウォン副社長

 

 

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コメント(14)

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2010/03/15 14:58

Commented by gannriki さん

追い詰められた「グーグル」という趣ですが、企業として13億の市場ですから、これを見捨てるには相当な覚悟が必要でしょう。
でも、「グーグル」勇気がありますね。
グーグル」が持つ機能は、反体制側にとっては何よりも欠くべからざる情報手段であり、裏返せばこれを自由にすれば、体制側の締め付けが出来なくなる。
今まで避けてきた国家間の体制の矛盾が、インターネット規制という最も自由を要求される部分で決壊の危機という事でしょうか。
それに引き換え、日本のマスコミは日中記者交換協定に雁字搦め、自ら報道の自由を規制する愚を犯しています。
で、昨日の朝日もオピニオンで、グーグル中国を取り上げていましたが、対比する2人の著名な外国人に物言わせ、当社は直接かかわりなしみたいなスタンスを取っていますね(わらい

 
 

2010/03/15 15:43

Commented by 古森義久 さん

gannriki さん

グーグルは以前に中国当局の意のままになり、非民主的な検閲に従っていたことをアメリカ議会でさんざんに糾弾され、代表が謝ったという過去があります。結果として中国での民主活動家の弾圧の一翼を結果として担ったとされると、アメリカ国内ではきわめて辛い立場に追い込まれます。

だから今回は異なる対応をするという側面も大きいようです。

 
 

2010/03/15 15:44

Commented by watch1938haruo さん

 古森記者の精力的な報告に心からお礼申し上げます。まず、この報告ではグーグルのウォン副社長の写真、きれいに写っていました。グーグルアメリカ議会での証言の内容から、今後なお曲折があるにしても、グーグル、それをサポートするアメリカとしての基本的な立場・姿勢を私は感じます。
 一寸違う視点からですが、このグーグルの副社長、てっきり生粋のアメリカ人かと思っていましたが、名前と顔からして中国系ないしは韓国系の人ですね。これは私にとっては意外の感を受けました。というのは、こうしたアジア系の人もアメリカ企業にあっては、ちゃんと、アメリカのスピリットを身につけていると思われることです。それを今日、学びました。
 いずれにしても、この問題は単なるビジネスの領域を超えてアメリカの考え方・精神そのものが問われているように思います。最後に私はインターネット時代にやや遅れた者ですので、有益と思われる写真はどうぞ付けてください。私の場合には写らない場合があることが分かりましたので。勿論、それなりに追いつく努力はしていきます。

 
 

2010/03/15 16:15

Commented by 古森義久 さん

watch1938haruo さん

ウォン副社長は完全なアメリカ人です。

中国系でしょうが、アメリカ生まれ(もしそうでないとしても、幼児のときからアメリカで育っている人)アメリカ人してのエリート教育を受けています。

 
 

2010/03/15 17:16

Commented by 愛国 さん

 日本にも悪質な炎上をきっかけに実名制にしようと言う動きがあるそうです。
これは明らかな検閲であり、民主党が現在の与党であることを考えれば間違いなく検閲の対象は愛国的発言や特定アジアの批判にあることは間違いありません。
 つまり古森さんのブログも検閲の対象になりかねないのです。中国の問題だからと言って静観するのは間違っていると思います。日本の問題にもなりかねないのです。

 
 

2010/03/15 19:18

Commented by parkmount さん

過去20年余り、グーグルも含めて世界の大企業が「13億の真水湖」の幻にだまされて来た事に漸く気付き始めたんでしょう。 それが「13億の塩水湖」であり、自らの飲料水にはならないと悟り始めたんですね。 支那は確かに経済は急速に成長してきましたが、その消費性向は低い貯蓄型社会ですからね。

 
 

2010/03/15 20:58

Commented by iza0517yamato さん

 いつも楽しく拝見しています。今日の本紙には古森さんの記事が大中小3本載っていました。大は「体験的日米同盟考」でいつも面白く読んでいますが、今日の「新聞記者、重体」にはびっくりしました。古森さんがそんなことになっていたとは知らなかったです。重体でも取材した古森さんの記者魂が、その後のライシャワー特ダネやベトナム取材で発揮されたのでしょう。
それからライシャワー特ダネを捏造までして認めたくない朝日新聞の度量の小ささにはあきれますね。                       中は「北、ミサイル師団新設」で、これが本当なら鳩山のんき政権は沖縄普天間問題どころじゃないのに本当に腹が立ちます。
 小はコラム「ポトマック通信」でなかなかいい話です。

 
 

2010/03/15 21:49

Commented by abusan123 さん

中国がこき下ろされたら必死なCosplayのおっちゃん( ´,_ゝ`)プッ
あんたは高麗棒子かと┐(´д`)┌ ヤレヤレ

>①米国ハイテク業界は、IT限らず、昔から華人が溢れてしまう
>ところだ。ワング・ラボのオジサンを知らぬわけ無かろう。

華人系はグーグルだけしか知りませんが┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~
中国産のネトゲー(インターネットゲーム)ある??
韓国系なら知ってるけど。

そもそもOSの一つは下逸と揶揄される米国人が作ったし
もう一つの有力OSはリーヌスって北欧人であって
華人では無い。

そもそも華人がそんなに関わっているとすれば台湾辺りで
ソフトウェアの有名人が現れても可笑しくは無い筈だが( ´,_ゝ`)プッ

おっちゃんは木鶏では無いな┐(´д`)┌ ヤレヤレ
空威張りなら韓人でもする。

 
 

2010/03/15 23:01

Commented by 王マイゴッド さん

古森さんの以前のエントリーで、米議員がグーグルに対して、

>「米国の基本的価値観の否定に同調する忌まわしい行動をとって、夜、ふつうに眠れるのか」(民主党トム・ラントス議員)と糾弾された

と批判していた文章を読んだ時、私は、
アメリカはやはりアメリカだ、と思ったものでした。

グーグルも戦わないわけにはいかないのでしょう。
国家の存立の礎である正義だとか基本的倫理だとかのためには、
政治がリーダーシップを発揮するしかない。本来なら。

それはつまり批判をしなければならない相手をこそ、
批判する、という当たり前の政治的正義。

翻って、自由に批判することが許されている体制、
アメリカや日本に対してだけは威勢のいい批判をするが、
実力行使となって返ってくる相手、
すなわち中国や朝鮮には何も言えない、政治の貧困。

中国や朝鮮に何も言うことができないような、
平気で命を見捨てる腰抜け政治家が、
演出家の指導を受け、命を守りたいのです、
などと自己陶酔しながら創作一人芝居を謳う。

悪いやつほど良く眠るといいますが、
平成の脱税王も土地転がし政党転がし成金幹事長も、
中国北朝鮮を非難するだとか、
ダライラマを支援しようとか、
そんなこと考える暇もなく、
睡眠十分なようで。

 
 

2010/03/15 23:19

Commented by september さん

古森さん、こんばんは。

グーグルについて、一言。
今、グーグルを警戒しなければならないのは、中国だけではありません。日本こそ、グーグルの戦略を読み、対抗策を考えるべきです(勿論、対抗すべき理由は違います)。このままでは日本のIT、メディア、広告などを筆頭に、あらゆる部分でグーグルの意のままにあやつられる社会になってしまう危険があります。理由を省略して結論だけなので、妄想のように受け取られそうですが、民主党以上に恐いのがグーグルですよ。
グーグルの中国での収益はごくわずか。中国と戦い「正義のグーグル」を気取ることの方がグーグルには余程メリットがあるはずです。各位、ご留意あれ。

 
 

2010/03/16 02:16

Commented by 古森義久 さん

september さん

日本でもグーグルへの依存はものすごいですね。

こんなに依存して大丈夫なのか、と、自分でもときには心配になります。

今回の「正義のグーグル」については過去の中国政府への迎合を知っておく必要がありますね。

 
 

2010/03/16 02:18

Commented by 古森義久 さん

王マイゴッド さん

グーグルの過去の軌跡を知ることは確かに重要ですね。

中国がいかに魅力的な市場でも、かんじんのアメリカで総スカンをくったら、元も子もない、ということでしょう。

 
 

2010/03/16 02:26

Commented by 古森義久 さん

iza0517yamato さん

私の記事へのコメントをありがとうございました。

頭に投石を受けた体験はこれまでほとんど紙誌上で明かしたことがなかったのですが、日米同盟考ということで、書きました。

 
 

2010/03/17 00:15

Commented by 古森義久 さん

aikokuhosyu さん

日本でもインターネット検閲の危機、ということですか。

中国とは根本が異なるとは思いますが、あの手、この手の「検閲」というのはあるので、気をつけることにしましょう。

 
 
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