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テロ防止に活躍した犬が藤崎駐米大使公邸で死んだ

2010/03/16 03:20

 

  犬と人間の物語です。

 

 藤崎一郎駐米大使一家がスキッパーという犬を飼ってきたことはすでにコラムで伝えました。

 

 この犬はレトリーバーで、本格的な訓練を受けた爆弾・麻薬の捜索犬でした。イタリア国家警察に使われ、ミラノを中心に10年近くも活動し、実際にテロリストが仕掛けた爆弾を発見し、イタリア首脳の生命を救ったという実話もあるそうです。

 

 このスキッパーが藤崎大使の公邸で3月11日に死にました。

 

 その話をコラムに書きました。 

 

                          ====== 

 

【外信コラム】ポトマック通信 捜索犬の穏やかな老後
2010年03月15日 産経新聞 東京朝刊 国際面


 

 藤崎一郎駐米大使一家の長年の愛犬が11日、息を引き取った。
 
 このコラムで一昨年10月に紹介したスキッパーという名のオス犬である。

 スキッパーは藤崎氏が駐米公使だった1996年、盲導犬養成団体から生後数カ月で一家に預けられた。
 
 1年後に引き取られ、盲導犬としての本格訓練を受けたが、最終段階で盲導犬としてはやや欠点があるとされ、米国政府機関の捜索犬となった。
 
 そして当時、爆弾テロが頻発していたイタリアの国家警察に贈られ、ミラノの空港や街路で爆弾や麻薬を嗅(か)ぎ出す危険な任務についた。

 2005年、スイス駐在となった藤崎氏が順子夫人とともに、ミラノにスキッパーを訪ねると、夫妻を覚えていたスキッパーは大喜びだったという。
 
 そして2年後、激務から引退して、再び藤崎家に引き取られ、08年には夫妻とともに故郷のワシントンに戻ったのだった。

 藤崎大使の公邸ではスキッパーはもう高齢とあって、静かに、穏やかに暮らした。
 
 だが夫妻への愛着や忠誠は揺るがずにみせていた。
 
 2月の大雪では喜んで庭を駆け回ろうとしたが、途中でダウンして夫妻の同情をことさらひいたという。

 14歳という高齢での「老衰」だった。
 
 順子夫人は「スキッパーは私たち家族の生活に潤いを増し、訪れる各国の人たちにもやすらぎを与えたと思います」と語り、涙ぐんでいた。(古森義久

 

        

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コメント(9)

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2010/03/16 07:40

Commented by watch1938haruo さん

今日は、ほほえましい話題を興味深く読ませていただきました。この話を聞かしていただき私自身のことを思い出します。私も平成6年に野に捨てられていた雌犬(おそらく生後一年以内の犬と思われる)、雑犬ですが三回ほど犬のいるところに出向き対話を試みたところ、半ば野生化していた犬ですがこちらを信頼してか?、なついて捕まえ平成19年まで生き老衰でなくなりました。そして私どもが困難に遭ったりしたときに力になってくれました。少なくとも私にとってはそうでした。スイスの哲人「カール・ヒルテイ」には犬についての記述がありますが、犬は飼い主の恩を忘れない、ましてや、人間も恩を忘れるようなことがあってはならない、というような趣旨のことを言っています。私の場合も今は亡き犬への感謝の気持を忘れません。やはり、犬は不思議な力をもっているなぁと常日ごろ思っています。

 
 

2010/03/16 09:52

Commented by abusan123 さん

ドッグイヤーと言う言葉が有ります様に犬の寿命は人間の寿命より
短い。

良く、人間に尽くしてくれたものだと人間的には感謝するしか
ありませんな。(合掌)立派な「犬生」(「狗生」)だったと。

 
 

2010/03/16 10:02

Commented by abusan123 さん

前エントリーの話し

グーグルにしても「自由な検索」が無ければ商売が成り立たぬ
と言った事情もありますし、米国世論も恐いというのも本音
でしょうね。事情が変わって中共政府と対決せざるをえなく
なったと言うのが実情の様で┐(´д`)┌ ヤレヤレ

ちなみに中国は「インターネットの敵」の第一国指定
されている様ですな。北朝鮮ほどでは有りませんが
言論弾圧には酷いものが有ります。

ましてやジャーナリストに対する弾圧振りは┐(´д`)┌ ヤレヤレ

 
 

2010/03/16 11:35

Commented by 王マイゴッド さん

古森様、こんにちは。

人間ために命を賭けて”仕事”をしていてくれたことに、
人間として感謝したくなりますね。

私は日本人ですから、手を合わせたくなります。
同時に、映画でみたシーンのように、
背筋を伸ばして、敬礼をしたくなります。

命を守るということは、どういうことなのか
そんなことをいう資格が誰にあるのか、
一匹の犬が示してくれているが、
日本国の代表は何も教えてくれません。

どうせ聞いたところで、ペット手当てを一律支給、
なんてことぐらいしか言えないでしょうが。

 
 

2010/03/16 12:22

Commented by 古森義久 さん

watch1938haruo さん


野良犬を引き取って、13年間も飼ったということですね。

犬を飼ったことは子供のときしかない私にはとても珍しいケースのように思えますが、よくあることなのでしょうか。

 
 

2010/03/16 12:23

Commented by 古森義久 さん

王マイゴッド さん

私はワシントンの街頭で盲導犬をみると、率直に言って、かわいそうになってしまいます。なぜこれほど人間に尽くさなければならないのかと、です。

 
 

2010/03/16 12:25

Commented by 古森義久 さん

abusan さん

私自身の2年間の中国駐在では、中国政府当局者たちの日本人ジャーナリストに対する傲慢さは、最も強く印象に残ったことの一つでした。

 
 

2010/03/17 17:40

Commented by weirdo31 さん

犬が話題になると心がほのぼのとしてきます。

今日のMSN産経【海外こぼれ話】2010.3.17 13:53で紹介されていた話です。


急患です

米ニューメキシコ州ファーミントンにある病院の救急治療室。夜に自動ドアが開き、脚を引きずりながら中に入ってきたのは雄の犬だった。

鼻から血を流し、片脚に傷があった。病院から連絡を受けた動物管理当局の職員によると、別の犬にかまれたとみられる。

シェパードの雑種で、賢そうで落ち着いていたと、この職員。どこに行けばいいのかも十分に理解していたと話した。(AP)

信じられないような話ですが、おそらく飼い主の方が救急治療が必要となり、家族がこの犬を連れて病院に駆けつけたことがあったのでしょうか。

動物学者によると犬はそんなに知能は高くないそうですが、最良の友として永年人間と家族同様に生活してきたからでしょうか。

 
 

2010/03/17 22:39

Commented by 古森義久 さん

weirdo31 さん

確かに信じられないような話ですが、なんとなくほのぼのしますね。

 
 
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