さすがアメリカの情報です。
中国の核弾頭がふだんどこにどのように保管されているか。
先制攻撃による破壊を避けるため一部の核弾頭は列車や自動車に積まれ、一般の鉄道や高速道路を夜間、ひそかにぐるぐる移動し続けているというのです。
ちなみに日本から中国へのODAはこうした鉄道や高速道路の建設に湯水のごとく注ぎこまれたのです。
中国内部には核ミサイルを発射する主要基地が6カ所あります。その6ヵ所と中央保存所との間で核弾頭は常時、往来しているのです。
中国の核戦力の全体図の紹介というのは日本のマスコミではきわめて珍しいといえます。
【ワシントン=古森義久】中国の核兵器配備戦略の実態が米国政府に近い民間研究機関の調査報告により17日までに明らかにされた。 ◇ 「中国の核弾頭の貯蔵と操作システム」と題する同報告は、ワシントン地区に本部をおく「プロジェクト2049研究所」(所長・ランディ・シュライバー元国防次官補代理)により作成された。 同報告によると、中国は合計約450発(うち250発が大陸間弾道弾などの戦略核)と推定される核弾頭の大部分を、平時は秦嶺山脈の太白山を中心とする地下トンネル網に保管している。 同報告は中国のこの集中的な核弾頭管理は日ごろの貯蔵や隔離という点での安全性や責任の度合いが高いと評価している。 一方、同報告によると、中国は核ミサイルの発射基地として瀋陽、洛陽、黄山、西寧、懐化、昆明の6基地を機能させ、平時からそれぞれにごく少数の核弾頭をおいているが、情勢に合わせて「二十二基地」からの核弾頭を常時、出入りさせている。 同報告は中国軍がこの頻繁な核弾頭の移動に一般にも使用される鉄道と高速道路を使うと指摘する一方、「二十二基地」自体が一部の弾頭を攻撃回避の確実な保存のため、夜間、特別な列車に乗せ、長時間、移動させ続けることも多いとして、「一般の鉄道や道路への高い依存のために交通網の破綻(はたん)からの危険への懸念がある」と強調している。 同報告はその破綻の実例として 「プロジェクト2049研究所」はアジアの安全保障を2049年までに確実にするという目標の下に08年に創設された。 役員や研究員は国防総省や国務省で長年、中国軍や核戦略を専門にした人たちが多く、今回の調査報告は国防総省で中国の核戦略研究を担当したマーク・ストークス氏を中心に作成された。
朝刊 国際】
■中国、危険な核弾頭管理 列車と高速道で頻繁移動、地震で事故も

中国中央テレビが放映した内陸部に建設されているとみられる巨大な地下ミサイル基地の映像(共同)。撮影場所は明らかにされていないが、大陸間弾道ミサイルなどが大量保管されているようだ。軍が建設するこの地下核ミサイル基地は総延長5000キロに達する「地下長城」との報道もある


by 小野まさ
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