中国の野心的な軍拡と戦略が台湾の自立の将来に暗い影を投げています。
対中宥和と批判されてきたオバマ政権でさえ、中国が台湾軍事攻略の能力を一貫して強めている事実に警告を発しました。
台湾と中国とは政治的にも、経済的にも、接近し、緊張を緩和し、平和共存の方向へ動いているはずなのですが、中国は台湾を軍事的手段で屈服させる能力をますます強めている、というのです。
台湾向け軍事力増強 中国、新鋭兵器を集中配備 米国防総省当局者
【ワシントン=古森義久】米国議会の18日の公聴会で、マイケル・シファー国防次官補代理は中国と台湾の現状について証言し、最近の政治的な緊張緩和にもかかわらず、中国は新鋭兵器を台湾に近い地域に集中的に配備し、台湾を軍事制圧する能力を増強し続けていると警告した。
超党派の政策諮問機関「米中経済安保調査委員会」の公聴会で、同代理は「中国は長期かつ総合的な軍事力増強を続け、核、宇宙、サイバーの戦争に備えた努力はアジア地域全体の軍事均衡を変えているが、なお当面の最大の目標は台湾海峡有事だとしている」と指摘した。
さらに「中国は政治、外交、経済、文化などの手段で台湾併合を目指すが、台湾が中国からみて誤った方向に動くことをも考え、台湾攻撃のための十分な軍事脅威を構築しており、その結果、中台の軍事バランスは絶え間なく中国優位にシフトしている」と述べた。
その実例として、中国は最新の海上艦艇と潜水艦、戦闘機、中距離弾道ミサイル、特別奇襲部隊などの大部分を台湾向けに配備しているとし、戦略の基本は早期に攻撃をかけて、米国などの第三者が介入できないうちに台湾を屈服させることだと証言した。
(1)海上封鎖
(2)特別ゲリラ投入を含む限定目標攻撃
(3)空爆とミサイルによる限定攻撃
(4)水陸両用上陸作戦
――などを挙げ、そのための軍事力と要員を増強している、とも述べた。
=======
中国の多様な脅威については拙著で詳述しています。
![]() |



by 小野まさ
習近平氏に人権弾圧抗議