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原発処理はアメリカに頼もう!? ニュース記事に関連したブログ

2011/04/12 15:05

 

 いつまで続くぬかるみぞ。

 

 こんな気持ちにさせられる福島原発の事故です。

 いつになれば一定の安全が復活するのか。

 

 その対策に関して、以下のような異色の提案が公表されました。

 

【正論】現代史家・秦郁彦 原発処理、もう米国に頼みたい

 

 

 

 ≪ノモンハンに似る福島の戦い≫

 1939年に、満州国(現在の中国東北部)・モンゴル国境のノモンハンで、日本の関東軍と旧ソ連軍が戦った。双方とも2万余の死傷者を出して停戦になっ たが、ソ連軍指揮官のジューコフ将軍は敵の日本軍について、「下士官兵は優秀、下級将校は普通、上級幹部は愚劣」と評した。

 この“3段階評価”は、戦後の日本社会にもあてはまりそうだと考えていたが、今回の東日本大震災、なかでも福島第1原発事故への対処過程を眺めていて、さらにその思いを強くした。

 ノモンハン事件は、山中峯太郎著の標題を借りると、「鉄と肉」との戦いだった。第一線の兵士たちはソ連軍戦車に対し、ガソリンをつめたビール瓶(火炎 瓶)の肉薄攻撃で対抗した。昼は40度、夜は氷点下の大草原にスコップで掘った壕に潜み、食料も水も弾薬の補給も途切れがちの過酷な環境で全滅するまで戦 い抜く。

 新聞やテレビなどの報道によると、福島第1原発の作業員の生活環境は、ノモンハンと甲乙つけがたい悪条件らしい。防護服での作業を終えて、夜は鉛入りのシートを廊下やトイレの前に敷き、1枚だけの毛布にくるまり数百人が雑魚寝しているという。

 入浴もできず、1日2回の食事は非常食だけという、栄養失調すれすれのカロリーしかとっていないとなれば、避難所暮らしより辛いのかもしれない。それで も苦情ひとつ言わず、逃げ出しもせず、黙々と目に見えぬ放射能と戦いつづけている。彼らを放置している上級幹部の愚劣さ加減を見抜いたフランス紙ルモンド は、「下らない政府の下でよく国民はがんばっている」と皮肉った。

 ≪頑張る一線、無能な司令塔≫

 日本人の忍耐を称賛する海外メディアが目につくが、司令塔の政府と東京電力は「複雑で硬直的な官僚的運営で何も決定できない」と、ロシア紙イズベスチアに指摘されるまでもなく、国民の多くがそれに気づいている。

 それでも、巨大地震と大津波の被災地は自治体と地縁共同体の連携プレーで少しずつ立ち直りだしているが、原発事故の方はさっぱり先が見えてこない。

 ノモンハンでの敗戦を招いたのは、大本営と関東軍のエリート参謀たちが根拠もなしに、「ソ連軍は弱い」と見くびり、打つ手がことごとく後手に回ってし まったせいである。今回は、大本営たる経産省(原子力安全・保安院)、関東軍に当たる東電が同じ轍(てつ)を踏んだ。何より装備が貧弱だった。遠隔操作の カメラ、無人偵察機、放水車、重機、作業用ロボットもなしに、炉心の部分溶融という“強敵”に立ち向かったのである。

 連日のようにテレビに登場している政権スポークスマンの枝野幸男官房長官も、白いジャンパー姿の西山英彦審議官も、能弁ではあるものの、原子力業務に経験のない素人で、頼りにならないと見すかされてか、今や、本気で聞き入る人はいないようだ。

 私もその1人だが、調べてみると、中軸になる経産相-原子力安全・保安院長-東電社長・会長をはじめ、主役の6人全員が文系の「アマチュア」とわかった。

 あえて菅直人首相(理系)の資質には触れないが、プロ不在もあって機能不全に陥っている司令塔をどう立て直したらよいのか考えてみた。原発の機能が安定するまで東電を国有化し、一時的に鎮圧作戦をアメリカに頼むのも一案だろう。メリットと思われる点を次に列挙しよう。

 ≪プロの知見生かす指揮系統を≫

 一、菅政権には残念ながら、災害復興と原発事故処理という二正面作戦をこなすのは無理なので、後者を米国に分担してもらって、政権の荷を軽くする。

 一、米国は半世紀にわたる冷戦期に、核攻撃やそれへの防御の両面を研究し、よく訓練された実動部隊と装備を持っており、79年に起きたスリーマイル島原発事故に対処した経験もある。

 一、米ゼネラル・エレクトリック(GE)社は福島第1原発を設計、建設にもかかわっており、実務的ノウハウを持つ。

 一、日本占領時代(45~52年)に、GHQは日本の官僚制を使いこなした経験がある。

 以上であるが、恐らくアメリカは日本的な人事慣行にとらわれずに問題解決能力を持つ最適の人材を登用し得るだろう。

 だが、首相は米軍の協力申し出にさえ「自分の国で起きたことは自分で…」と消極的らしいし、たとえ辞を低くして頼み込んでも、ここまでこじれてしまった事故の処理をオバマ大統領が引き受けてくれる見込みは薄い。

 そうだとすれば、各方面の助言を仰ぎつつ何とか自力で対処するしかないが、いささか心許ない。それを見かねてか、フランスサルコジ大統領や各国の専門家グループが続々と来日しているが、へたすると、通訳を介しての小田原評定になりかねない。

 ともあれ、いま必要なのはプロの知見を生かせる簡素で強力な指揮系統の確立だろう。(はた いくひこ)

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コメント(17)

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2011/04/12 16:20

Commented by Roots1960 さん

古森さん

秦氏には申し訳ございませんが机上の論理だと思います。
確かにGE社は原子炉の設計元かも知れませんが導入しシステム設計したのはT社であり、
それを承諾し運転管理したのが東電…
原子炉を除く付帯設備はこれまでも何度も改修等で40年近く前の基本設備とは
大きく変わっていると思われますので無責任な提案をされる米国にとってはたまったものではないと思われます。

 
 

2011/04/12 16:38

Commented by 古森義久 さん

Roots1960 さん

なるほど、そうですか。

 
 

2011/04/12 17:12

Commented by 小野まさ さん

米軍が出るということは、現システムを復旧し冷却するとかの内科治療的な解決ではなく、かなり外科手術的な解決になると考えます。最終的には石棺を目指して(どうせ現状でもゴールはそうなりそうですが)私は詳しい知識がないので判りませんが、何かで包み込むか強引にパイプを通すかして、現システムに頼らない外付けの冷却システムを拙速で構築するつもりではないでしょうか。
もし今からでも引き受けてくれるのであれば、それが放射能の日本封じ込めを意図するものであっても、悪くはないかも知れません。少なくとも共同検討して作戦を聞く位のことはすべきと考えます。

 
 

2011/04/12 17:27

Commented by 古森義久 さん

小野まさ さん

少なくとも共同検討というのは現実的に響きます。

 
 

2011/04/12 17:44

Commented by 小野まさ さん

後、現在の作業者の被爆線量が限界に来たら、高度な訓練が必要なものを除いて一般人志願者のシフト投入もあるかと思います。勿論、社会的に職場等が快く送り出してくれる様な物心の環境整備が必要ですし、政府関係者は首相を含めて参加必須でしょう。先日、実家に帰った際に「そうなった時の志願」の許可を父から貰いました。
父も「そうなったら、もう仕方ないだろう、日本人の義務だ」とのことでした。それも忘れてはいけないと思います。

 
 

2011/04/12 18:05

Commented by koku さん

古森さま

>調べてみると、中軸になる経産相-原子力安全・保安院長-東電社長・会長をはじめ、主役の6人全員が文系の「アマチュア」とわかった。

そうでしたか。東電は経産省天下り先だそうですね。管首相をはじめとして、トップは素人で無能ということでしょう。福島はチェルノブイリと同等であるなんて言い出したのもここらへんが原因でしょうか。

 
 

2011/04/12 18:43

Commented by hasimoto214take さん

「従軍慰安婦」問題では良い働きをしたが覇気のない記事だ.
ノモハン事件は立派な日本軍の勝利であることは明らかに
なっている. それも消耗にもめげずに立ち向かったから.
ノモハン事件の教訓は不利に見えても諦めるなと言うこと.

現場ではまだ戦いが続いている.
戦いを放棄した自虐世代の学者のたわごとなぞ信ずるな.

 
 

2011/04/12 19:22

Commented by garagarapon さん

民主政権の無能を皮肉るために、ノモンハンを例にあげ、米国指揮権を委譲する、といった表現をしたのだろうが、皮肉にしては程度が低いですね。載せる産経も産経ですが。。。

>軸になる経産相-原子力安全・保安院長-東電社長・会長をはじめ>、主役の6人全員が文系の「アマチュア」とわかった。
>あえて菅直人首相(理系)の資質には触れないが、プロ不在もあっ>て機能不全に陥っている司令塔をどう立て直したらよいのか考えて>みた。

指揮系統が機能するか否かと、文系の「アマチュア」とか、プロ(原子力のプロということ??)とかいう区別は全く関係ないのでは?こんな批判をしてるから、内容全体が「たわごと」と言われてしまうのではないでしょうかね。

 
 

2011/04/13 02:08

Commented by y2000 さん

現場の作業員の人々の努力には本当に頭が下がります。作業条件の改善が,条件的にどこまで可能かどうか分かりませんが,それを指示する人は誰なんでしょうか。そして,今後の長期的見通しはどのようになっているのでしょうか。これからまだ暴走しそうな巨大なシステムを管理,対処できる体制はどのように構築するのか,政府の発表や報道からは,当初から見えてきません。現場近くに強い余震が起こるたびに,ハラハラしてしまいます。台風のシーズンになったときはどうなるのでしょうか。作業員の交代補充の態勢はできているのでしょうか。首相が少しずつ安定してきていると言いましたが,当初から希望的観測ばかり述べているように思います。素人の国民が想像しうる不安に対し,長期的展望に立った対応策を具体的に示すのは政府の責任ですが,報道もそこらへんを突いてほしいと思います。具体的データの積み重ねから,アメリカの協力の必要性の度合いも見えてくるのではないでしょうか。

 
 

2011/04/13 02:36

Commented by hhonda さん

其れが良い。レベル7。チェルノブイリと同じになった。しかし少し変だ。チェルノブイリは広島原子爆弾の被害の50倍とゆう。これから被害が出て来て白血病、癌の患者が増えて農業、漁業に悪影響を及ぼしインフラへのダメジ、生活へのダメジも増えてくるだろう。でも広島原爆程ではないのでは。チュルブイリは全然真実が伝えれていないがあれほどの被害とは思えない。

 
 

2011/04/13 03:12

Commented by hhonda さん


IAEA、福島とチェルノブイリ「完全に別物」
:

2011/04/13 01



国際原子力機関IAEA)のフローリー事務次長は12日、日本政府が福島第1原発事故の国際評価尺度(INES)を「レベル7」に引き上げたことを受けて記者会見し、福島原発事故と旧ソ連のチェルノブイリ原発事故は規模などの面で「完全に別物だ」と強調した。
 フローリー氏は、福島第1原発の全ての原子炉が東日本大震災直後に停止したとする一方、チェルノブイリ原発は原子炉が試験運転中に爆発するなどの事態が発生したと指摘。放出された放射性物質もチェルノブイリに比べ少ないとして、福島の事故をめぐる日本側の措置を「信用している」と述べた。(共同)

 
 

2011/04/13 03:15

Commented by hhonda さん

IAEA;チェルのビルの放射能拡散広島の400倍。

 
 

2011/04/13 04:37

Commented by hhonda さん

レベル7
----------
放出放射線総量で分けるようです。
深刻な事故 数万テラベクレル以上
http://www.asahi.com/national/gallery_e/view_photo.html?national-pg/0412/TKY201104120246.jpg

現在の放出放射線量
----------------------
1)チェルノブイリ;520万テラベクレル
2)福島第1:37-63万テラベクレル
3)レベル5
スリーマイル 数千テラベクレル

IAEA事務局長のチェルノブイリの惨事に関する声明
------------------------------------------------
チェルノブイリフォーラム2006年4月25日
事務局長、ElBaradei氏が、IAEAの20年間 のチェルノブイリ事故への対応を
総括する声明
 我々は、すぐにはチェルノブイリ事故を忘れない。我々は、彼らの生命を捧
げた非常事態作業員を忘れない。我々は、健康と環境の結果を忘れない。そし
て、我々は我々が核の安全と国際的な協力に関して学んだ教訓を決して忘れて
はならない。チェルノブイリ事故を思い出す際に、我々はこのような悲劇が再
び起こらないことを保証したいという決意を新たにしなければならない。
 しかし、我々はまた、生存者-彼らの人生と彼らの子供の命とともに前進す
ることを求める個人とコミュニティ-を忘れてはならない。追想のこの時、彼
らも、彼らがチェルノブイリ事故の影を越えて繁栄する未来の中に移ることが
できるよう、我々の配慮と援助を受ける価値がある。

チェルノブイリフォーラムの主な結論
-------------------------------------
 1.1986年のチェルノブイリ事故は、世界原子力産業の歴史の中で最も厳し
い原子力事故であった。膨大な放射性核種の放出の故に、第1級の放射線学的
事故にもなった。しかし、何年もの後、放射線レベルの減少と人への影響の集
積に伴って、影響を受けたベラルーシ、ロシア、ウクライナの地域の厳しい社
会的及び経済的不況、一般大衆と緊急時要員のこれらと関連する心理的な問題
が、最も重要な問題になった。

 
 

2011/04/13 04:39

Commented by hhonda さん

2.70万人以上の緊急事態及び回復作戦要員、及びベラルーシ、ロシアとウ
クライナの汚染地域の500万人の居住者は、自然バックグラウンド放射線レベ
ルに相当する比較的少量の放射線量を受けた;この水準の被ばくでは、放射線
で誘発される目立った健康傷害には至らない。例外は、高い放射線量を受けた
数百人の緊急事態及び回復作戦要員の一団である;約50人が放射線病とその結
果のために死んだ。全体として、チェルノブイリ事故に起因する高い放射線量
によって影響を受けた60万人中およそ4000人の人々の若死が、予期されていた。
 放射線によって影響を受けるもう一つの群は、1986年に放射性ヨウ素で汚染
されたミルクを消費し、甲状腺に相当な放射線量を受けた子供と青年である。
全体で、およそ4000の甲状腺ガンのケースが1992年~2003年の間に、この群に
検知された;それらの99%以上は、成功裡に処置された。

 3. 環境中の放射線レベルは、自然のプロセスと対策によって、1986年以来
数百分の1に減少している。したがって、放射性核種で汚染された大多数の土
地は、生命と経済活動にとって、現在は安全である。しかし、チェルノブイリ
禁止ゾーン及び、ベラルーシ、ロシア、ウクライナの限られた若干の地域では
今後10年間、土地-使用に対する若干の制約を保持しなければならない。

 4. チェルノブイリ事故の結果に対処するために政府によって実装される対
抗策は、大体は時機を得て適切だった。しかし、最近の調査は、これらの努力
の方向が変えられなければならないことを示している。ベラルーシ、ロシア
ウクライナの影響を受けた地域の社会的、経済的回復、並びに一般大衆と緊急
事態要員の心理的な重荷の除去は優先しなければならない。ウクライナのため
のもう一つのプライオリティーは、破壊された第4発電所のデコミッショニン
グ及び、チェルノブイリ禁止ゾーンの放射性廃棄物の安全管理である。

 5. チェルノブイリ事故に関する、若干長期的な環境的、健康的及び社会的
傷害の調査は、来るべき10年間続けられなければならない。事故の結果を緩和
する際発揮される無言の知識の保存が重要である。

 
 

2011/04/13 04:40

Commented by hhonda さん

である。

 6. 環境の放射線問題、人間の健康傷害と社会-経済への影響をカバーして
いる故に、このレポートはチェルノブイリ事故で最も完全なものである。ベラ
ルーシ、ロシアウクライナからの専門家を含んで、多くの国からのチェルノ
ブイリに関連した調査分野の約100人の著名な専門家が、この報告書に貢献し
た。このレポートは、国連の8組織の、そして、3つの影響を受けた国の共通の
見解である。

参考
---------
国際原子力事象評価尺度
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E4%BA%8B%E8%B1%A1%E8%A9%95%E4%BE%A1%E5%B0%BA%E5%BA%A6
-



 
 

2011/04/13 07:59

Commented by hhonda さん

松本剛明外務大臣中韓訪問何のためか? 又頭をぺこぺこ下げに行くのだろう。要注意。ますますつけあがらせる。

 
 

2011/04/13 12:53

Commented by 小野まさ さん

y2000さん

> 作業員の交代補充の態勢はできているのでしょうか。

年単位での対処が必要ということになると(何処かで殆ど無人化することは出来るのでしょうが)いずれ一般人の志願者が必要になるかも知れません。米軍と協力して対処するとしても、危険な現場を米国人に明け渡して、日本人が安全な処に引込んでいるなどできることではありません。それをすると日本の精神的なナニモノカが永久に枯死すると思います。

 
 
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