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中国の真意は日本の国益に逆行 ニュース記事に関連したブログ

2011/12/27 11:34

 

 野田首相の訪中で日本と中国が北朝鮮政策に関していかにも一致をみせたような印象がしきりとばらまかれています。

 

しかし野田首相がいかに美辞麗句を弄し、中国側首脳がいかに日本への丁重な言葉を述べても、真実は動きません。その真実とは北朝鮮に対する日本と中国との利害は基本的に異なるということです。

 

中国はたとえ北朝鮮が核兵器の開発を進めても、外国人拉致を放置しても、金政権の安定継続をまず最も強く望んでいます。「安定」や「継続」のためには核も人権もどうなってもよい、ということです。

 

しかし日本は金政権が崩壊しても実は構わない。いや崩壊したほうがよいとさえいえる。アメリカもこの点では本音はまったく同じです。金政権の継続の是非こそが、中国アメリカ・日本のスタンスを分ける重大点なのです。

 

だからこそ野田首相は訪中では、そうした点での日本の立場を明確に述べるべきでした。しかし首相はそれをしなかった。このへんが媚中で出発したわが民主党政権の限界なのかもしれません。

 

産経新聞の本日の社説もそのような諸点を論じています。

           =========

 

【主張】日中首脳会談 日米韓の結束崩さないか

 

 訪中した野田佳彦首相と温家宝首相、それに続く胡錦濤国家主席との首脳会談は、北朝鮮の金正日総書記の死去を受けた朝鮮半島情勢をめぐり「冷静かつ適切な対応」では一致した。

 

 しかし、後継の金正恩体制については日中の基本姿勢の違いが浮き彫りにされ、成果は乏しかったと評価せざるを得ない。

 

 胡主席との会談で、野田首相が「北朝鮮に影響力を持つ中国の役割は重要」と述べたのに対し、主席は6カ国協議の再開に言及し、「対話と協力で非核化を実現し朝鮮半島の長期安定を図りたい」と応じた。再開に向けて日中が共同歩調を取るとも受け取れる。

 

 6カ国協議について日米韓は、北朝鮮ウラン濃縮停止や核放棄の確約など5条件を受け入れない限り再開に応じないと足並みを揃(そろ)えている。一方 で、北朝鮮の円滑な体制移行が国益に合致するとする中国は協議再開も含め対北融和姿勢を取る。野田首相の発言は日米韓の結束を崩しかねない。

 

 日本にとっての最重要課題である拉致問題について、野田首相は胡主席に改めて「理解と協力」を求めた。半島有事を見据えて、温首相には拉致被害者を含む邦人の安全への協力を要請した。

 

 しかし、胡主席は「対話と協議を通じて適切に解決してほしい」と述べるにとどまり、温首相の返答もほとんど同じだった。拉致に関する認識の違いは大きい。

 

 3年半も中断されたままになっている東シナ海ガス田の共同開発交渉についても、温首相は「努力する」と答えただけだが、海洋危機管理のために日中「高級事務レベル海洋協議」の創設が決まったことは一歩前進といえる。

 

 だが、問題は海洋権益の拡大を図る中国が続けている調査船など公船による挑発的行動をやめさせることだ。「平和、協力、友好の海とする」との日中間の合意を中国が守るよう、日本は監視を強化する必要がある。

 

 日中国交正常化40周年を来年に控え、胡主席は民主党政権初の首相訪問を「両国の戦略的互恵関係を深化させる」と位置付けたが、言葉だけが躍っていないか。

 

 温首相は東日本大震災の被災地・仙台市へのパンダ貸与を表明した。子供たちへの思いやりは多とするにしても、懸案が解決しない状況では「日中友好」を取り繕っているとしか見えない。

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コメント(11)

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2011/12/27 11:55

Commented by third-seaman さん

野田首相のいう「戦略的互恵関係」とは、民主党中国共産党との関係であって、日本と中国との関係じゃないと思いますね。

この人は、一番やりたがっている消費税増税だけやって、とっとと解散して欲しいものです。

 
 

2011/12/27 13:38

Commented by kinny さん

>金政権の継続の是非こそが、中国アメリカ・日本のスタンスを分ける重大点なのです。

古森さんに国家の外交戦略を担当いただきたいね..
外交のみならカムシャフトが八割の生理活動だが、戦略に必要なのは練度や知見ではなく、価値と文明の盛衰や成立の原理を見通すことのできる眼だ。

国際政治は切所が肝要なのであって、たとえ知見において学者並みであっても、眼力と胆力がなければ、現前のそれには適さない。

ついでにいえば、おそらく桝添さんも適さない。野心が好奇心に勝っている人は、一見、向いているように見えて、じつはもっとも向いていない人だ。

 
 

2011/12/27 14:01

Commented by banchan さん

中国共産党との戦略的互恵関係というのは
一言で言えば騙し合いに他ならない。

野田は、にこにこ笑顔でいるのはいいが、
ちゃんと殴り合っているのだろうか?

 
 

2011/12/27 14:26

Commented by 佐衛門 さん

ニタニタとドジョウ笑いして日本の国益どころじゃない。
『人の領海にきたねぇ漁船突っ込むな』
第一番目に言うことだろうに。

 
 

2011/12/27 15:43

Commented by 古森義久 さん

third-seaman さん

日本と中国との関係は確かに経済では互恵があるとしても、政治や資源ではゼロサム、対立の要素が多いですね。そのことを野田首相にもはっきり認めさせないと、危険かもしれません。

 
 

2011/12/27 15:45

Commented by 古森義久 さん

kinny さん

金政権は実は倒れてもらったほうが日本にとってよいことがおきますね。

 
 

2011/12/27 15:46

Commented by 古森義久 さん

佐衛門 さん

野田首相は中国政府の民主活動家弾圧やチベット、ウイグルの民族浄化にも触れてしかるべきでしたね。

 
 

2011/12/27 15:47

Commented by 古森義久 さん

banchan さん

「互恵」の看板は実は「対立」の偽装なんだということを野田首相がどこまでわかっているのでしょうか。

 
 

2011/12/27 17:15

Commented by koku さん

古森さま

互恵といっても、いつも中国のほうがいいとこどりしてるように思えるのは気のせいでしょうか。

他国と仲良くするということは、こちらがいつも譲歩することを意味するんでしょうかね。左翼の外交とはそういうものでしょうね。

 
 

2011/12/28 00:38

Commented by 小野まさ さん

共産中国としては、自分の代りに汚い仕事をやらせるためにも、
自分だけが首輪を付けられることを誇示するためにも、北朝鮮は凶悪で切り捨て可能な手下として維持したい処でしょうね。
例えば、共産中国の指示で北朝鮮が日韓などに核を用いた脅迫やテロ行為を行うことは充分有り得るでしょう。その上で、北朝鮮を押さえてやるという口約束で外交的譲歩をせしめるというマッチポンプです。

 
 

2011/12/28 10:07

Commented by kinny さん

To 小野まささん
べつに中国の味方じゃないし、中国は大国らしからぬ原則をいまだ信奉する困った国であるとも思うが、おおせのような国家的意思や思惑はない。

北朝鮮イランと違い、良かれ悪しかれ中国は、たとえ商売相手にならず者国家が少なくないにしても、多くの国々にコミットしていく立場で、おおせのような方針を維持することは彼らの事情が許さない。

 
 
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2011/12/27 21:46

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