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アメリカ大統領選での共和党混戦の理由とは ニュース記事に関連したブログ

2012/01/25 09:23

 

 いま白熱してきたアメリカの大統領選挙について書きました。

 

 日本ビジネスプレスの私の連載「国際激流と日本」からです。

 

 リンクは以下です。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34372

http://d.hatena.ne.jp/images/diary/r/religious/2011-10-19.jpg

                             ========

 

米国大統領選挙の予備選が白熱してきた。といっても共和党側の戦いの激化である。民主党オバマ大統領の再出馬が決まっているからだ。

 

 振り返れば、私は新聞記者として米国の大統領選挙の取材に1976年からあたってきた。この時は共和党の現職、ジェラルド・フォード大統領と民主党の新進、ジミー・カーター前ジョージア州知事との対決だった。

 

 以来、80年のカーター対レーガン、88年の先代ブッシュ対デュカキス、92年の先代ブッシュクリントン、96年のクリントン対ドール、2004年のG・W・ブッシュ対ケリー、そして2008年のオバマ対マケインという歴代の選挙戦をたっぷりと体験してきた。

 

 この間、日本に帰任したり、中国に駐在したりするなど米国を離れていた期間もある。だが、直接、取材や報道にあたった米国大統領選挙は通算7回ともなる。日本人ジャーナリストとしては稀な体験だと言えよう。

 

 こうした長い体験から得た教訓の1つは、選挙はまさに水もの、目の前の光景からはるか先の開票結果を予測するのは危険だということだった。

 

 同時に「歴史上の類似」という教訓も間違いなく存在するように感じる。今、目の前で起きている現象に似た状況が以前にもあり、その当時の事態の展開が現在にも意味を持ち得る、ということである。

 

 その意味で、今回の2012年の選挙から想起されるのは、92年の選挙と80年の選挙である。

共和党の候補乱立は「7人の小人」?

 92年、投票の1年ほど前には野党の民主党側で候補が乱立していた。今の共和党と酷似した状況である。

 

 当時、現職だった共和党のブッシュ大統領(先代)は、投票の1年近く前までなんと90%以上という史上最高の支持率を記録していた。ソ連の崩壊に 見事に対処し、湾岸戦争ではイラクのクウェート軍事占領を一気に粉砕した。ブッシュ大統領は無敵の騎士のように国際的にも国内的にも人気を高めたのだっ た。

 

 その結果、再選を目指すブッシュ氏に対し、野党の民主党側では当初、公式に名乗りをあげる候補がなかなか出ず、「白雪姫と7人の小人」という表現 が生まれた。同名のグリム童話のように、魅力あふれる白雪姫のまわりを7人の小型の人物たちが右往左往するだけ、という意味だった。ブッシュ氏の強さはそ れほど圧倒的と見なされたのである。

         (つづく)

 

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2012/01/25 12:31

Commented by kinny さん

ベルリン綱領が象徴するようなソ連崩壊前後の欧州での大反省が、大衆の耳目をそばだたせるわりには実質に乏しいイスラムの登場によって不当に相対化され、全体主義の不能が忘れら去られようとしているね。
ケインジアンの復権もその一表象だ。

旧い概念に基づく資本の社会化傾向が、何らの有用性も証明されないまま、「格差」という小児的言辞によって情緒的に無内容な証明書を取得している。

メディアの成立原理がブッシュ(父)の背景にあった証明不要の結論を「なんとなく」消し去った。このことによる、既視感ある未来への「回帰」は、後世にとって悩みの種だね。

堕落論は正解だよ。
左翼や全体主義の結論は、北朝鮮だけが正しく体験しているのだ。

 
 

2012/01/25 13:46

Commented by economist さん

古森様

アメリカのマスコミは細かい支持率調査、投票分析が好きな割に歴史的比較をあまりしないと思います。ロムニーが弱く見えるのはデュカキスやケリーと重なって見えるからでしょうか。

アメリカのマスコミの一面的な分析を受け売りする日本のマスコミや有識者も困りものです。超保守派「リーガン」などと言ってキワモノ視していたのを思いだしました。

 
 

2012/01/25 14:13

Commented by koku さん


いまでも社会主義が力を持つのは、人に訴えるものがあるのでしょう。人間には他人に対して同情したり憐れむ部分があります。これをそのまま個人としてやれば慈善であり、行政が行えば福祉となります。慈善と福祉は混同されやすく、慈善活動をするなら制度として税金でやれば楽チンだとなります。しかし、慈善は人間性の発露であるのですが、福祉となればそれは必要ないという人々に対する押し付けであり、受益者の「当然の」権利となってしまいます。慈善と福祉は違うものなのです。

保守的な立場では、慈善が主になります。教会や、個人、グループによる社会奉仕活動(慈善)になるわけです。アメリカでは所得、資産に大きな乖離があるといわれます。しかし金持ちやそれほどでもない人々の多くが、慈善活動に参加し寄付しています。保守主義というものは、本来、人間性に基づいた暖かいものなのです。

保守主義が拝金主義の非情な主義であるかのような印象を与えるのは、たぶん左翼マスコミによる中傷でしょう。また「慈善」という言葉が上から目線のような良い印象ではない言葉のように扱われるのは残念なことです。

 
 

2012/01/25 16:04

Commented by koku さん

すいません、結論ぽいのを書いてませんね。。

社会主義はそのように人間の善性に訴えるものがあるので、いまでも影響力があると思います。保守主義の場合には宗教、教会が人の善性に訴え導きますし、自発的な活動といったものがあります。

 
 

2012/01/25 16:33

Commented by kinny さん

>福祉となればそれは必要ないという人々に対する押し付けであり、受益者の「当然の」権利となってしまいます。慈善と福祉は違うものなのです。

これはわかりやすく、妥当な表現だね。

顔の見える社会と見えない社会、顔の見える救済と見えない救済、この両者が示すところの意味合い、結果の相違は絶大だ。
日本では古来、社会ぐるみで子育てをした、といっても、それらはことごとに「顔の見える社会だった」という点、後世はよくよく噛みしめるべきだと思うね。

 
 

2012/01/25 20:59

Commented by yvb89326 さん

しかしながら、ジョージ・W・ブッシュは確かに「思いやりのある保守」を標榜していました。「あれ」と思ったのは私だけでしょうか。「保守」というのは本来思いやりのないものだったのか。そう思われても仕方がないようなコピーでした。あの政権は嫌われるのを楽しんでいるかのように世界世論に逆行しました。戦争をふたつ抱え込むことのリスクを熟慮しませんでした。アフガンに侵攻したとき、当然、国造りまで考えていると思っていました。イラクに侵攻したときもそうです。一度にふたつも国を造るなど無理だと思いました。
もうひとつ、アメリカの「保守」はキリスト教原理主義とも深く結びついています。「科学のセールスマン」カール・セーガンをはじめ自然科学者達は、近代科学とキリスト教原理主義の相克についてしばしば言及してきました。この議論は現在も続いていて、よくダーウィニズムについての解釈が引き合いに出されます。アメリカの政治議論には3Gというのがあるそうですね。GUN、GAY、GODのことですが、やはり神が争点になるわけです。原理主義的神学は、やはり現代科学の発展の妨げになる面があるのも否定できないでしょう。
経済について言えば、社会主義的だといわれようがケインジアンだと罵られようが、中流層の崩壊はなんとしても食い止めなくてはならないでしょう。私がロバート・デ・ニーロの役作りみたいに、必要に応じて政府を大きくしたり小さくしたりすればよい、と言ったらニューズウィークが「一度大きくなった政府は容易には小さくならない。TVAはまだある。レーガン時代ですら政府は大きくなり続けた」と言いました。中道の私としては、「保守」も「リベラル」も一長一短なので二極分化せず、うまくまとめられれば良いと思うのですが、オバマ政権のように分裂を食い止められなかったり、日本民主党みたいな物が出来てしまったり思うようにいきません。
そうこうしているうちに生態系が持たなくなってきました。文明の合理化、整理統合縮小化を模索しなければならなくなるでしょう。われわれの文明は大改造されなくてはならないと思います。

 
 

2012/01/25 23:21

Commented by koku さん

古森さま

ロムニー氏って、資産が200億円ほどで、2010年の収入が16億ほどあるって報道ありましたけど、すごいですね。4億円ほどのギングリッチ氏の本の契約料がかわいく見えます。副総理の岡田さんよりも変人奇人だという評も聞きましたw。

 
 
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