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習近平氏のアメリカ訪問とは

2012/02/12 04:19

 

 ワシントンでの米中関係の新展開(であるかのようにみえる動き)について以下の記事を書きました。

 

 http://28.media.tumblr.com/tumblr_la6myl1r101qdyblfo1_400.jpg

         (習近平・中国国家副主席)

 

                          =======

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〔ワシントン=古森義久

中国の習近平国家副主席の14日からの訪米は中国の次期最高首脳の米国側との初の顔合わせとして新時代の米中関係の幕開けを告げうるとも注視されている。

 

米中関係の動きをそれぞれ30年以上、追ってきた米側のベテラン専門家2人にインタビューしてこの訪米の意味や目的を聞いた。

 

今年中には中国共産党総書記就任が確実とされる習氏の訪米の目的についてジョージワシントン大学教授のロバート・サター氏は「両国の政権が習訪米により米中関係の安定を誇示したいと願っているが、その意欲は中国側の方が強く、次期最高指導者となる習氏を米側に向けデビューさせたいわけだ」と述べた。 

 

米中経済安保調査委員会委員のラリー・ウォーツェル氏も「この訪米は実質的というより象徴的、儀式的な意味が強いが、米中関係の基調を再設定する機会にする期待は両国側にある」と論評した。

 

しかし習氏の米側との実際の接触ではサター氏は「両国ともいま改めて顕著となった米中間の政治体制に始まる基本的な差異をできるだけ隠し、対話や協力を表面に出しての実務的にみえる会談にしたい意向だが、この点でも中国側の方がその意向が強い」と述べ、その理由として米側ではいま議会などから中国チベットなどの人権抑圧や南シナ海などでの攻勢的な対外姿勢への批判が強まり、オバマ政権もその流れを軽視できないことを指摘した。

 

ウォーツェル氏も「米側では政府、議会ともに中国側の人民元レート操作、軍事拡張、南シナ海での強硬行動、イラン支援などへの強い不満があるが、習氏はそれらの課題を討議の対象にすることを避けるだろう。米議会はなお追及するかも知れないが、結果として対立の少ない経済分野の案件が主課題となると思う」と述べた。

 

同氏はその経済案件について「習氏は米側の産業界代表との懇談などで米中経済関係の強化を説くだろうが、経済分野でも現実には知的所有権侵害、世界貿易機関WTO)規則不履行、人民元レート操作など中国の行動への米側の不満は強い」とも解説した。

 

米国側の政治状況が習訪米に与える影響についてサター氏は「いま大統領選の予備選最中で党派争いが激しく、オバマ政権の対中政策も共和党側から軟弱すぎると批判されて、同政権は習氏訪問でも中国への批判を表明せざるをえなくなりうる。中国側はいまその種の批判はなんとか避けたいところだ」と語った。

 

ウォーツェル氏も「大統領選でオバマ氏が敗れる可能性もあるから、中国側にとってこの時期にオバマ政権とのきずなだけを強調することにもリスクがあり、習氏もその点を認識しているだろう」と述べた。

 

習氏の指導者としての特徴についてウォーツェル氏は「習氏は同じ太子党同士として劉少奇氏の息子の人民解放軍上将の劉源氏と親しいが、劉上将は反米強硬派であり、その習氏への影響が懸念される」と語った。

 

サター氏は「習氏は中国の歴代最高首脳のうち個人としての実績や名声という点では最も弱体のリーダーとなる」と指摘した。

 

なおサター氏は1970年代以来、米国歴代政権の国務省や国家情報機関、議会調査局などで中国や米中関係を専門に政策研究にあたってきた。

 

ウォーツェル氏も1970年代から米陸軍の中国専門家として北京駐在の武官や国防大学教授を歴任した後、ヘリテージ財団副所長をも務めた。

 

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コメント(21)

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2012/02/12 05:17

Commented by 王マイゴッド さん

古森様、おはようございます。貴重な記事をありがとうございます。

>いま大統領選の予備選最中で党派争いが激しく、オバマ政権の対中政策も共和党側から軟弱すぎると批判されて、同政権は習氏訪問でも中国への批判を表明せざるをえなくなりうる。中国側はいまその種の批判はなんとか避けたいところだ

中国に対峙するために必要なのは、
これはもう極めて単純明快、”強い力”ですね。
強い力とは、端的に言うと、強い軍事力と強い経済です。

日本のように、低姿勢でペコペコしながらお金を恵んだところで、
親日になるわけでもなければ、協力的になるわけでもありません。

アメリカに対しては、いまその種の批判はなんとか避けたいところだ、
なんて配慮するのでしょうが、日本に対しては見下すだけ、
なのは当然といえば当然でしょうね。

中国が傍若無人に振る舞い、周辺国を圧し、人が投獄され殺されようが、
自分さえ中国に気にいられればいい、という共産主義者やサヨク、
朝日新聞とかにとってはどうでもいいことなのでしょうが、
私のように平和を愛し、自由や人権に価値を置き、
民草が虫けらのごとく扱われることに憤りを感じる者にとっては、

>議会などから中国チベットなどの人権抑圧や南シナ海などでの攻勢的な対外姿勢への批判が強まり、オバマ政権もその流れを軽視できない

という記事を拝見すれば、米議会こそ真っ当であり、
仕様がないから厳しくするか、などというオバマって一体何なんだ、
という感情を禁じえません。まあ、もちろん、日本政府は論外なんですが。

 
 

2012/02/12 11:04

Commented by dpal451 さん

 古森様 おはようございます。

>「習氏は中国の歴代最高首脳のうち個人としての実績や名声という点では最も弱体のリーダーとなる」

 フーチンタオ氏は曲がりなりにもチベット弾圧の実績で鄧小平に引き上げられた(共産党以外では実におぞましいこと)ようですし、江沢民氏は上海での実績もあったようですが、習近平氏には表だった実績や名声は確かに聞きませんね。それでも表面上はすんなり次期主席が内定されていることをどう見るのでしょうか。

 天皇陛下に会見してもらうことやアメリカ大統領に歓迎してもらうことで箔づけしたいというのでしょうが、実に涙ぐましい行為ではあります。

 所詮人民とは全く無関係で、単なる人事異動の如く国家代表の独裁者が決まる国と一体何でしょうね。中国国民がこれで納得するなら、中国とは如何に世界から取り残されているか、あるいは徹底的な弾圧と洗脳を受けているかどちらかあるいは両方だと言えます。

 人民の支持によらず、カリスマも持たない独裁者(共産党主席は政治の汚れ事から距離を置くようにしていますが、それは所詮無理)は、一旦事が起こるとどういう行動に出るか実に危ういことでしょう。

 それに備えて人民解放軍を手なづけるため、軍拡でもなんでも好き放題にさせるとなると対外的な脅威はますます大きくなるでしょう。『「中国の正体」を暴く』の中で、天安門事件の時、共産党が人民解放軍に弾圧の指示を出した報償で軍事費の増額を認めたという記述がありましたが、同様の事態がこれからも続くことが予想されます。

 選挙による国民の支持がなく、実績やカリスマのない独裁政権で、軍部の力だけが大きくなればどういうことになるのでしょうか。軍部や人心をコントロールする手段は、必然不透明な金と人事を駆使したアメとムチということになるのでしょう。そしてそれに歯止めをかける装置はありません。

 したがって、ますます危険かつ不道徳な国になることは間違いないところと思われます。

 
 

2012/02/12 12:09

Commented by 小野まさ さん

習近平は米国世論と議会には媚びてソフトムードを醸し、
オバマ・政府首脳部には、米国の軍事能力のアジアシフト(言うまでもなく対共産中国シフト)に対する方向修正を求めるのではないかと思います。オバマの本気度を見たいというのもあるでしょう。この訪問によって、この辺がどう影響を受けるのか注視ですね。

 
 

2012/02/12 12:37

Commented by koku さん

古森さま

遠交近攻って兵法でしょうか。遠くにはいい顔をして近くは攻める。アメリカ中国っていい奴じゃんとか思いだしたら危険なのかも。

昔々に学校で遠交近攻を習ったような記憶があります。秦の始皇帝がとった方法とか。

 
 

2012/02/12 16:39

Commented by 古森義久 さん

王マイゴッド さん

ご指摘のような「まっとうな中国観」は外交の基本ですよね。

日本でもその種のまともな対中観をぜひとも政府レベル、国政レベルへ押し上げていきたいですね。

 
 

2012/02/12 16:41

Commented by 古森義久 さん

dpal451 さん

こんにちは。
寒いですね(ワシントンは寒波です)

習さんの最大の「実績」は国民的な歌手と結婚したことだという皮肉な評をアメリカ側にはあります。

 
 

2012/02/12 16:42

Commented by 古森義久 さん

小野まさ さん

オバマの本気度とアメリカ国民の反応。

まさに今回の習近平訪米のみどころだと思います。

 
 

2012/02/12 16:43

Commented by 古森義久 さん

koku さん

強い相手にはよい顔をみせるという傾向もありませんか?

 
 

2012/02/12 19:29

Commented by kazu-haya さん

古森様

こうした米中の関係を見ると経済に着目した鄧小平の深みがわかる気がします。
もし経済に於いて自由化を進めてこなければ中国の今の地位はないでしょうし、アメリカもこれほど気を遣う事も無かったと思います。
世界を俯瞰して、では日本がどういう道を取るべきかを考えた時、自然にスタンスは定まっていくと思うのですが……。
どうもそういう風な論調にはならない様な、そんな感じがしますね。

 
 

2012/02/13 00:32

Commented by 古森義久 さん

kazu-haya さん

国家の国際的な地位や国内状況は経済こそその土台となる。

それはそのとおりですね。

しかしその経済を支える安全保障の土台がない場合、どうなのか。
日本が考えるべきなのはその点だと思うのですが。

 
 

2012/02/13 00:41

Commented by yvb89326 さん

やはり中国は重要な案件、南シナ海、東シナ海、東南アジアに貿易、人権問題、イランなどといったことは、口うるさい大国アメリカとしか話さないでしょう。日本の政治システムと、とりわけそれを構成する官僚、政治家の劣化がこの状況を生じさせているのでしょう。日本の国というのは本当に戦略をもたないことが戦略なのでしょうか。
バラク・オバマは中道右派にさらに舵を切るでしょう。バラクは「サヨク」っぽい政権運営が物議をかもしていますが、特に中流層に体力がついてきたら、単なる大きな政府から「スマートな政府」へと移行するのではないでしょうか。今回はレーガノミクスの時の不況とは桁が違い、非常事態でした。一旦はフランクリン・ルーズヴェルト式の荒療法が必要だったと思います。2期目、またバラクは変身するのではないかと思われます。

 
 

2012/02/13 01:11

Commented by kazu-haya さん

To 古森義久さん

>しかしその経済を支える安全保障の土台がない場合、どうなのか。
>日本が考えるべきなのはその点だと思うのですが。

仰る通りだと思います。
我々の取る道は価値観を共にする者とどう今後を築いていくか、という事だと思います。
その中に当然今の経済大国としての地位を維持発展させる事もありますし、それを担保する安全保障が重要になると考えます。
今現在の事を言えば、日本はアメリカと密接な(中曽根氏や小泉氏、安倍氏時代の様な若しくはそれ以上の)関係を築き、強固な安全保障の元、日本市場の安全性・健全性・安定性を満天下に示すべきでしょう。
TPPにしても、沖縄の問題にしてもどうにもそういう視点が抜け落ちている様な気がしてならないのです。

 
 

2012/02/13 01:58

Commented by 小野まさ さん

kazu-hayaさん

横レス失礼、かつ、古森さんが仰ってることと同じですが、
何時の世も、国力の基本は軍事力と経済力だと思います。この2つが両輪として機能し充実している国が強い。逆に言えば他の事は割合どうでもいい。外交とか文化とか学術は力には成り得ません。特に鄧小平が慧眼とは思いませんが、その基本を誤らなかったという点において、当時の中国の中では正気だったのでしょう。
米国との安保は軍事ではなく外交ですから、力にカウントできないと考えます。安保も必要ですが、自前の棍棒も必要ですね。

 
 

2012/02/13 05:48

Commented by koku さん

古森さま

>強い相手にはよい顔をみせるという傾向もありませんか?

そうですね。それは世の常、渡世の道です。わが国もそうありたいものです。

しかし、べつに中国の世界征服が不可能ってものでもないでしょう。長い歴史のヒトコマです。もちろん帝国ってものはそのうち瓦解するのが順です。

 
 

2012/02/13 11:26

Commented by hhonda さん


中国副主席に首脳級の厚遇=訪米日程発表―ホワイトハウス
時事通信 2月11日(土)10時12分配信
 【ワシントン時事】米ホワイトハウスは10日、13日からの習近平中国国家副主席訪米の日程を発表した。オバマ大統領、バイデン副大統領との会談や国防総省訪問、議会指導部、財界関係者との会合が予定されるほか、アイオワ州とカリフォルニア州にも閣僚や副大統領が同行。次期最高指導者の習氏を首脳級の厚遇で迎える。
 習副主席は13日に首都ワシントン入り。14日にバイデン副大統領、オバマ大統領と相次いで会談する。また、国防総省を訪れ、パネッタ国防長官、デンプシー統合参謀本部議長とも会談、米中軍事交流の重要性を確認する。 
<コラム・巨象を探る>米国産品の大規模輸入商談成立へ=中国企業トップ多数を帯同―習近平副主席訪米
Record China 2月13日(月)6時11分配信
習近平さん小沢の真似をしたか。600人くらい連れて行くか。

 
 

2012/02/13 11:54

Commented by hhonda さん

習近平副主席活発に活動開始。
1。北東欧訪問に出発の習近平・中国国家副主席 ... - Translate
2010年3月20日、習近平(シー・ジンピン)国家副主席はロシアを訪問した。米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語サイト ...
www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=40696 - Cached
2。日本訪問;
小沢ー鳩山の横暴か。政治利用かー
 前提となる「1か月ルール」だが、1995年頃、現鳩山首相が村山政権の連立与党代表時に、天皇陛下と外国要人との会見は1か月前までに文書で正式申請する慣例として成立した。経緯から考えても当然だが、現鳩山首相はこのルールの策定側におり、その意義も熟知していた。そのうえで踏みにじったわけである。いつもの鳩山ブーメランよりたちが悪い。
 今回、習近平副主席訪日の会見申請が出されたのは11月26日で、外務省は「1か月ルール」に従い、中国側に会見はできない旨回答した。しかし中国側は納得せず、別ルートでの天皇特例会見を求めた。そのルートの一つとして、民主党小沢一郎幹事長が鳩山首相に特別会見実現を働きかけた。鳩山首相は「1か月ルール」を知りながらこれを曲げ、平野博文官房長官に実現検討を指示し、12月7日、宮内庁羽毛田信吾長官に特別の要請をした。
 羽毛田長官は天皇陛下のご体調を含め「1か月ルール」の観点から会見を断ったが、12月10日、再度同ルートから鳩山首相の指示ということで話が蒸し返され、異例ではあるが曲げて羽毛田長官は天皇陛下に会見をお願いした、右翼は抗議行動に出た。 習副主席が天皇陛下と会見、四川大地震の支援に「心より感謝」―日本配信日時:2009年12月15日 22時52分 始めて知った事もある。
4。今度はアメリカ訪問。
5。習近平国家副主席の韓国訪問、異例の国賓級待遇に―韓国
配信日時:2009年12月17日 11時31分

どの国が得するか、どの国が損するか。利用されるか。

 
 

2012/02/13 12:37

Commented by kazu-haya さん

To 小野まささん
>横レス失礼、かつ、古森さんが仰ってることと同じですが、
>何時の世も、国力の基本は軍事力と経済力だと思います。この2つが両輪として機能し充実している国が強い。逆に言えば他の事は割合どうでもいい。外交とか文化とか学術は力には成り得ません。特に鄧小平が慧眼とは思いませんが、その基本を誤らなかったという点において、当時の中国の中では正気だったのでしょう。
>米国との安保は軍事ではなく外交ですから、力にカウントできないと考えます。安保も必要ですが、自前の棍棒も必要ですね。

レスを頂いているのでお返しします。
意図が伝わりにくいのは私の文章力の無さですが、安保を重要視しているのは今現在、直近の話です。
まず今を守り得なくて先は無いと考えます。

私は自前の防衛力を否定した事など一度もありませんし、憲法の改正や防諜に纏わる法案を整備して同時に防衛力を高めるべき、という立場です。
またそうなったとしても尚、日米安保は必要だという考えです。

 
 

2012/02/13 20:42

Commented by 小野まさ さん

kazu-hayaさん

こちらこそ拙い文で誤解させて済みません。
軍事(防衛力)を否定しておられると言っている訳ではありません。軍事と経済が国力の両輪なのは常識なのだから、留学により知識を得ている鄧小平が特に深い洞察力を持っていたというよりは、当然のことを当然としてやったのであると言いたかっただけです。
また、これも鄧小平を貶すの意図ではなく、経済を軽視した以前の共産中国、とりわけ軍事を軽視し続けている日本を「当り前のことすら出来ていない」と嘆いたものです。

 
 

2012/02/13 21:51

Commented by hhonda さん

◇習副主席訪米日程◇

13日 ワシントン入り

14日 オバマ大統領クリントン国務長官、パネッタ国防長官らと会談

15日 ワシントンで講演。アイオワ州に移動してホストファミリーと再会。州都デモインで地元幹部と会談

16日 ロサンゼルスへ移動

17日 ロサンゼルスで学校訪問などの交流活動、終了後アイルランド、トルコへ

22日 中国に帰国

米国滞在中の全行程でバイデン米副大統領が同行

 
 

2012/02/14 01:46

Commented by hhonda さん

国産品の大規模輸入商談成立へ=中国企業トップ多数を帯同―習近平副主席訪米
Record China 2月13日(月)6時11分配信
米国は最高級の厚遇で迎え、17日までの滞在中、習氏の人物像や言動を見極めるとともに、経済や国際情勢などの懸案について米国の考えを直接伝え理解を求める。一方、中国企業トップ多数が習氏に同行、米産品の大規模輸入商談が成立するとみられる。両国間の課題は多いが、ともに対話や協力を表面に出し友好関係を誇示することになろう。

ロサンゼルスでは企業関係者や在米華僑らと交流し、米中経済関係の一層の強化策を協議する。

習氏にとっては、新しい指導者として、まず信頼関係を醸成することが最大の目的で、個別懸案による米国との対立は回避したい意向だ。さらに、米国首脳陣とうまく渡り合い、新しい指導者としての資質を中国国内向けにアピールできるかも重要な点だ.

オバマ大統領らとの会談では経済分野の案件が主なテーマとなる。2011年の米国の対中貿易赤字が3000億ドル(約2兆3000億円)に上ったことを背景に、米国側は、自動車、太陽光発電パネルなどの対中輸出増大を中心に貿易不均衡是正を要求するものとみられる。これに対し中国は不均衡是正にかける努力を示すために、今回の習副主席の米国訪問に多数の関係閣僚、政府高官、企業トップを帯同。米国産品の輸入を推進するための大規模な商談が各地で行われ、その結果が大々的に発表されることになろう。

米国経済にとって中国の重要性は高まる一方。GMをはじめ苦境に陥っていた自動車ビッグ・スリーは中国市場への積極進出で息を吹き返した。キャタピラー(建設機械)、ボーイング(航空機)、アップル(IT機器)、IBM(コンピューター)などは中国市場向け輸出や現地生産が絶好調。マクドナルド、スターバックスなど外食チェーン、コーチなどブランド大手も中国での店舗展開が爆発的に伸びている。さらにウォルマートはじめ流通業の扱い商品も大半が中国製だ。中国では富裕層、中間層が急拡大しており、経済再建を至上命題とするオバマ政権にとって、成長戦略上最大の輸出ターゲット国。米国債の最大の保有国でもある。

 
 

2012/02/14 06:02

Commented by hhonda さん

上の記事はRecord China 2月13日(月)6時11分配信からです。

 
 
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