長い長いアメリカ大統領選挙もやっと終わります。
11月4日が投票日です。
結果が判明するのは日本時間で11月5日の昼間以降となるでしょう。
民主党のバラク・オバマ候補か、共和党のジョン・マケイン候補か。まもなく判明します。
以下のサイトです。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/i/87/
さていまや終幕を迎えたこの選挙では大手マスコミのオバマびいきが顕著でした。民主党を支持して、本来なら中立、客観的であるべき報道が民主党寄りに偏向しているのです。
その偏向を示す調査の結果がまた一つ、キャンペーンの終盤で公表されました。
以下のとおりです。
米国大統領選挙での三大テレビネットワークの共和党サラ・ペイリン副大統領についての報道は否定的な内容が圧倒的に多く、偏向だといえるという調査結果が10月31日、公表されました。
米国民間のメディア研究調査機関「文化メディア研究所」はABC,NBC,CBSの三大ネットワークが10月12日までの2週間にペイリン副大統領候補(アラスカ州知事)に関して放映した合計69本のニュース報道の内容を調査した結果を報告書にまとめて発表しました。
同報告書によると、69本の報道のうちペイリン候補に対して肯定的な内容はわずか2本にすぎず、否定的な内容が37本、中立が30本、否定対肯定の比率は18対1以下でした。
このうち肯定的な2本はペイリン候補の両親とのインタビューで、本人についての肯定的な報道は事実上、ゼロでした。とくに視聴率の高い夕方のニュースでは肯定的な報道は皆無だったとのことです。
否定と肯定のこの落差について同報告書は「中傷の研究=ネットワーク・テレビはいかにサラ・ペイリンを愚か者あるいは鬼として描いたか」と題する分析の中でペイリン候補が9月はじめに開かれた共和党全国大会での指名とデビューの際には純アメリカ的な価値観やイメージ、アラスカ州知事としての腐敗追放での記録破りの高人気などにより全米でも59%の支持率(不支持は32%)を誇っていたことを指摘し、それが10月中旬には支持44%、不支持49%に逆転したのはこの種の否定的報道のせいだとしています。
ペイリン候補が自分自身の全米規模での選挙運動で自ら否定的な特徴を露呈した側面もあるでしょうが、同報告書は調査対象とした69本のテレビ報道のうち、
①合計21本が「自分の子供たちを選挙運動のために無視している」という式の中傷的な断定で同候補が愚か者であるかのように描いた
②合計14本がペイリン候補を「オバマ候補や大手メディアを過度に攻撃した」という式の表現で鬼のように描いた
―と述べています。
確かに大手メディアではペイリン候補のEメールシステムに侵入し、その内容を暴いたハッカーに対し、その違法行為をとがめずに、もっぱらメールの内容を非難したり、同候補の服飾費を非難しながら他の候補にはその種の批判を向けないという二重基準を顕著にみせたところも少なくありませんでした。
なお付け加えるならば、民主党の副大統領候補ジョセフ・バイデン上院議員は放言、失言を繰り返しています。
しかし大手メディアは批判的にそれを報道することがほとんどありません。ペイリン候補に対する批判的な態度とは根本から異なるのです。
たとえばバイデン候補が以下のようなことを堂々と述べました。
「1929年の大恐慌の際は民主党のフランクリン・D・ルーズベルト大統領がテレビに出て、アメリカ全国民に激励の言葉を送ったのです」
以上の発言には二つの致命的なミスがあります。
まず第一は1929年にはテレビがなかったこと、第二には同年の大統領はルーズベルトではなかったこと、です。
こんな失言をもしペイリン候補がしていたら、ニューヨーク・タイムズやCBSテレビはオニの首でも取ったように、大騒ぎをして、大々的な報道を展開したことでしょう。しかし民主党の候補には決してそんな態度はとらないのです。ごく控え目にいっても、偏向した二重基準です。
だから共和党支持のラジオのトークショー・ホストたちはニューヨーク・タイムズを「ニューヨーク・オバマ・タイムズ」と呼び、「アメリカのジャーナリズムは死んだ」と言明していました。
マケイン陣営の幹部たちも「ニューヨーク・タイムズは150パーセントのオバマ支持だ」とまじめに述べていました。
今回のアメリカ大統領選挙は共和党と民主党との戦いであると同時に、共和党と大手メディアとの戦いでもありました。


by 王マイゴッド
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